ヤマハが決算説明会を実施し、現状と今後の業績に関する発表を行った。今後は新興国を含めプレミアム領域でのシェア拡大を狙うほか、世界的にコネクト技術やAIを活用していくという。また、3月から新社長が誕生することもわかった。
新型20車種のうちEVの数は不明、さらにコネクテッドを推進していく
ヤマハ発動機が2月12日、都内で「2024年12月期本決算説明会」および「新中期経営計画(2025~2027年)説明会」を行った。まず注目したいのは、2025~2027年において研究開発総額を前中期比で1300億円増の4900億円以上とし、バイクではニューモデルを20車種以上投入するというトピック。
20車種の内訳は不明で、このうち電動モデル(EV)の具体的なモデル数については「少し控えたいと思いますが、なるべく早いタイミングで投入する」という。
さらに、プレミアム領域でのシェア拡大を目標とし、2024年のシェア31%から2027年までに42%を狙う。アセアンや新興国では「これまで注力してきたプレミアム戦略をさらに強化」。世界的に「デジタル技術を活用したユーザーサービス強化」に取り組む。
説明会には、ヤマハの取締役会長兼社長の渡部克明氏が最初に登壇した。
2025~2027年の新中期経営計画における二輪車事業の概要。新興国でのプレムアム領域でのシェアを拡大し、先進国でもシェア増を狙う。先進国に関しては、欧州が好調だ。
新興国でのプレミアム戦略は、Z世代など若者たちの支持を受けて、現状は155ccクラスのモデルを中心に展開中。「よりハイスペックなモデルを求めるユーザーに対し、新しいプラットホーム含めて、タイミングを見ながらプレミアムモデルを展開したい。ただパフォーマンスを上げるだけではなく、付加価値として、つながるデジタル化がマストになってくる」とのことだった。
デジタル技術に関しては、ネット接続などでのコネクティビティのほか「AIを含めて、各モデルごとではなく、マリンなど全事業においてソフトウェアサービスで全体をつなげていく計画」という。
話を訊いていると、今後のヤマハは特にコネクテッドを重視していく印象だ。ヤマハは国内メーカーの中では小排気量モデルにもスマホ連動機能を搭載し、コネクテッドを重視しているメーカーの一つ。となると、スマホ連動機能が当然になり、全車がつながることで様々なサービスが受けられる未来がくるかもしれない!?
2024年の二輪事業は欧米で販売台数増加、売上収益増も営業利益は減
2024年12月期の連結業績は、売上収益で過去最高を更新したが、営業利益は4年ぶりの減益となった。
コア事業である二輪車のうち、ブラジル、インドにおける販売台数の増加などで、売上収益は前年度比1614億円(6.7%)増の2兆5762億円に。一方で営業利益は、物価高騰に伴う人件費等販管費の増加などで結果、624億円(25.6%)減の1815億円だった。
先進国の二輪販売台数は、欧州主要国の需要が増加し、欧米の販売が増加した結果、売上収益、営業利益ともに前年比104%と前年を上回った。
2024年の出荷台数はタイと中国で30%前後落ち込んだ一方、ベトナムとブラジル、インドが好調。2025年はプレミアムスクーターの新型AEROXを発売するインドネシアなどの増加を見込む。
二輪車の売上収益は2024年に増加。2025年は4%増の見込みだ。営業利益率は前年から0.8%減の8.1%だった。
新社長は熱烈なヤマハファン、プライベートでもバイクを楽しむ
さらに会見の場で新社長が発表された。副社長だった設楽元文氏が、新たに代表取締役社長CEOに就任。同日開催の取締役会で選出され、3月25日付で異動となる。
設楽氏が新社長に選出されたのは、幅広い業務経験を有しており、熱烈なヤマハファンであることが理由。バイクの商品企画を担当し、2000年にキムタクのTVドラマで加速したTW200ブームの火付け役だったという。
その後、ブランド推進部門や事業企画などを経て、2018年から4年間、インドグループ会社の最高責任者を務めてきた。2024年9月30日時点で日高祥博社長が急に退任し、当面の体制として代表取締役だった渡部氏が社長を兼務してきたが、役員人事委員会で客観的な議論を行い、このタイミングでの発表になった。
設楽氏は「感動とは人生のエネルギーだと捉えています。お客様の人生のエネルギーを生み出す会社を全てのステークホルダーの皆様とともに作ってまいります」と意気込みを語った。バイク好きな新社長がヤマハをどう導いていくのか、大いに期待が集まる。
新社長の設楽元文氏。渡部社長からは「自社製品を楽しむ趣味人。プライベートで二輪車を楽しみ、企業目的である感動創造を自ら享受する生活を送っている。彼は誰にも負けない熱烈なヤマハファン」と紹介されていた。

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時代の流れ、最新技術のさらなる進化、成長の為仕方ないかもしれないが AIやコネクテッドか何か知らないけど、あんまりそんな事ばかりしてたらバイクが楽しくなくなってしまうかも。 バイクとしての金属加工技術の向上、素材のさらなる良質化 販売価格の最適化 等に力を入れた方が所有感が高まり良いと思う。 まぁ素人考えですが…。年々魅力的なモデルが少なくなりバイクが楽しくなくなってるように感じてしまう。 70〜90年代のバイクが今でも高値で取引されてる昨今 最新技術に前のめり過ぎるのでは無くバイクの楽しさを感じさせてくれるように成長して欲しいです。
同感ですね、過剰な電子化などはスマホほかの白物家電とバイクがどうかしていくようにも思えアナログ的なバイクの面白さをどんどん失っていく気がしてならない。スマートキーなんていらないしメーターもデジタルより針が好まれるようになるのは目に見えていると思うのだけど。SR400とMT-09SPを所有していますが、MT-09SPの電制サスはよくできていると思うけど、きちんとセッティングしたSR400のサスの滑らかな気持ちよさには到底及ばないと感じます。09のデジタルメーターもバイクに乗ってまでスマホの画面見たくないよと思ってしまいます。SRの針の方がよっぽど非日常でワクワクさせてくれます。
新規の空冷エンジンでSRとセロー早く復活お願いします
XSR250出してほしい。
ヤマハもカワサキのように、少しは日本の方を向いて仕事して欲しい。
通勤や日常の移動に供するバイクは、メンテナンス頻度が少なく、修理もユニット交換が前提の電動化や白物家電化でいいと思う
ただ、趣味の領域では高性能高機能もいいけど、鉄やアルミの質感を楽しんだり、内燃機の音や振動を楽しんだり
停めたバイクと周囲の景色を眺めて悦に入ったりしたい
ネットにあげる動画の取れ高や、バイクに乗ってる時までスマホや車両の液晶モニターを気にするんじゃなくて
自分自身と目の前にある景色を大切にできる、そんな気になれるバイクがあるといいなー
空冷の何がいいの?
いいから2サイクルモデル出せや
インジェクション技術盛り込んで!