
スズキ株式会社、ダイハツ工業株式会社、トヨタ自動車株式会社は、共同で開発を進めてきた商用軽バン電気自動車(以下、BEV商用軽バン)について、2025年度中にそれぞれの導入を目指すことを決定したことを発表した。
カーボンニュートラルの実現に向けて
2023年の「G7広島サミット」で、一般社団法人日本自動車工業会が行った自動車業界のカーボンニュートラル(CN)達成に向けた取り組みを紹介する、展示イベントで公開されたプロトタイプの商用軽バン電気自動車が、2年の開発を経て、遂に今年度中の導入を目指すことが発表された。 プロトタイプ:スズキ仕様 プロトタイプ:トヨタ仕様 プロトタイプ:ダイハツ仕様
効率的なラストワンマイル輸送に最適な仕様を追求した車両となっており、一充電当たりの航続距離は200km程度が見込まれている。配送業等のニーズにしっかりと応えられる車両を目指しているとのことだ。また車格の詳細な情報などは発表されていないが、バイク乗りとしては、もしかしたらバイクのトランポとしても使えるかも!?なんていう期待も湧き上がってくる。
このBEV商用軽バンは、スズキ、ダイハツの小さなクルマづくりのノウハウとトヨタの電動化技術を融合し、3社で共同開発した軽商用車に適したBEVシステムを搭載している。企画にあたっては「Commercial Japan Partnership Technologies 株式会社」も参画する。
今後3社は、配送業等のニーズに応えることができるBEV商用軽バンを供給することで、実用的で持続可能な移動手段を提供し、カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みを推進して行くとのことだ。このBEV商用軽バンが成熟した先に、バイクのトランポとしても活躍する日がやってくるのかもしれない。
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