カーブを気持ちよくコーナリングしたいのですが、怖くて手前で減速し過ぎてしまいます。どうすれば車体を寝かす走りができるようになるでしょうか?

A.漠然とした不安を、順序よくクリアして自信に繋げていきましょう!

見えてきたカーブがどのくらいの速度で曲がるのかを判定する

ワインディングは、山肌がカーブの先を遮るブラインドコーナーがほとんど。
そうなると曲がり切れなくなる不安が先に立ち、カーブの手前でエンジンブレーキやブレーキをかけて速度を落としすぎてしまい、コーナーまで辿りついたときは車体を寝かす速度を遙かに下回り、失速しないよう入り口から加速する始末……ビギナーや久しぶりに乗るリターンライダーにありがちな状況です。
とはいえ、まだ不慣れなのにバンクしながらコーナーへ旋回していこうと、怖さを我慢してイチかバチかで突っ込むのは自殺行為。
怖いという警戒心があるのは、正常な証拠です。それを押し殺そうとするのはNGに決まってます。
しかし、そのうち慣れるに身をまかせていても、様々に状況が違うカーブにそうカンタンには慣れません。でもそんなストレスを繰り返すのも、せっかくのバイク・ライディングが楽しめず、何とかしたい気持ちもわかります。

そうした不安を取り除くには、順序立てた訓練が必要で、納得しながら自信へ結びつけていくのが遠回りしないコツ。
ではまず視線から訓練しましょう。イラストにあるように、慣れないと前輪のすぐ前を見がちですよネ。これでは先が読めません。視線を上げ遠くを見るクセをつけます。
次にやってくるカーブが見えた段階で、何速のギヤで何キロくらいで走るコーナーなのかを、真正面の最初に曲がっている角度で判定します。
大きく分けてコーナーは3種類。ちょっとだけ曲がる120°の緩いカーブ、そこそこ旋回が続く90°のカーブ、そしてまわり込んだヘアピンと、このどれかを判定する訓練からはじめるのです。
これは思っているだけではダメで、「120」とか「90」「ヘアピン」とヘルメットの中で声に出しましょう。

※この記事は2022/9/27に掲載された記事です。

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情報提供元 [ RIDE HI ]

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