深刻な財務危機に直面しているオーストリアのKTMだが、親会社であるピエール・モビリティは1月27日付けで株主向けに最新情報を発表。ステファン・ピエラCEOの退任や債権状況を示した。

KTM AGの負債総額は4700億円に到達か

ピエールモビリティによれば、既にKTMは財務危機によって多額の負債を抱えており、傘下企業であるMVアグスタの過半数株式(50.1%)を売却することを決定済で、再建計画を進めている。

再建計画の一環として2024年にKTMは1800人以上の従業員を解雇。生産の縮小により在庫レベルを18%削減しているが、債権の請求も多数提出されており、従業員やその他債権者から総額29億ユーロ(4700億円)にも達するという。

また1月23日にはステファン・ピエラCEOが退任、ゴットフリート・ノイマイスター氏が新たにKTM AGのCEOに就任した。ピエラ氏は共同CEOとして引き続き取締役には留まると発表されている。

再建に向けて債務整理が進む中、KTMはレースへの参戦は継続。2025年のMotoGPへ出走を決定している他、先日開催されたダカールラリーでもRed Bull KTM Factory Racingが優勝するなど、積極的に活動を行っている。

しかし海外の複数のメディアによれば、KTMは2026年にMotoGPから撤退する可能性もあるという。これらのKTMの将来に関しては、2025年2月に更なる再建計画に向けた投票が行われた後、進展を見せると見られる。

ギャラリーへ (3枚)

この記事にいいねする


コメントを残す