A.フルバンクのままシフトアップするからです
ペダルの下につま先が入らない
レーシングマシンのギヤチェンジパターンは、一般のスポーツバイクと逆のパターン、1ダウン5アップではなく1アップ5ダウンが主流です。
理由は明解で、一般的な1ダウン5アップだと左コーナーをフルバンク中にブーツが路面に当たるのでシフトペダルの下に入らず、シフトアップができないからです。
レースではコーナリング中であろうとエンジン回転がレッドゾーンへ達すると、パワーがピーク域を越えてしまうため、次のギヤへシフトアップしないと加速が途切れてしまいます。
つまりフルバンク中でも、シフトアップが必要なシーンはいくらでも巡ってくるのです。
そこでシフトペダルを上から踏み込むシフトパターンにして、フルバンク中のシフトアップを可能にしたのです。
※この記事は2020/12/16に掲載された記事です。
情報提供元 [ RIDE HI ]
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