口金が正対していないと測る前に空気圧が抜ける
タイヤの空気圧をエアゲージで測ったり、不足していたのでエア圧を足したりするとき、ホイール側のエアバルブ口金とエアゲージや空気を入れる側の口金(エアチャックとも呼ぶ)が、お互い正対せず斜めになっているとシューシューと口金のゴムリングの隙間から空気が漏れてしまうのはご存じのとおり。
これでは空気圧も測れず、空気圧を足すこともできない。慌てると却って漏れ続けてしまうので、口金どうしがキチンと正対する方向を確認しつつエアゲージを押し当てたりエアチャックを押し付ける必要がある。
正対するとエアゲージやエアチャック側のゴムリングに、エアバルブの口金が均等に押し付けられ、空気が漏れる音はしなくなる。ちょっとでも正対せず斜めだとすぐ漏れるので、真っ直ぐに押し当てて躊躇せずグッと強めに押し付けるのがコツ。何度か練習してみれば、それほど難しくもないのがわかると思うので早く慣れてしまおう。
ただガソリンスタンドなどにあるクルマ用の長いエアチャックだと、ブレーキのディスクと干渉してホイール側のエアバルブに正対できないこともあり、最近はホイール側のエアバルブをキャストホイールの中空スポーク部分に装着したり、リムでエアバルブだけ横へ向けたりする例も増えてきた。エアチャックが干渉しないのは助かるものの、この真横の角度は慣れないとエアバルブと正対しにくい。エアゲージやエアチャックの持ち方や押さえ方を、あらかじめ練習して確認しておく必要がある。
※この記事は2022/5/23に掲載された記事です。情報提供元 [ RIDE HI ]
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