スズキは10月15日(火)から10月18日(金)まで幕張メッセで開催される「Japan Mobility Show Bizweek 2024」の出展内容を発表した。二輪車の出展予定はないが、昨年話題を呼んだ特定小型原付「SUZU-RIDE(スズライド)「SUZU-CARGO(スズカーゴ)」が今年も展示される。
テーマは「若者から高齢者まで、誰もが安心して移動できる、移動に困らない社会の実現」
日本自動車工業会(JAMA)が主催する、乗り物全般の展示を行うジャパンモビリティショー。2019年までの「東京モーターショー」の後継であり、世界的にも有数の規模を誇るビッグイベントだ。従来は2年に1度、隔年で開催されてきた本イベントだが、2024年度からは1年ごとに、偶数年はモビリティビジネス関係者向けの開催、奇数年は一般向けのショー開催とを交互に行う方針を発表している。このため2024年は、「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2024(ジャパンモビリティショー ビズウィーク2024)」として、企業向けがメインの出展物だ。
今回、スズキが発表した出展概要では、そんな開催テーマを反映した業務用モビリティの展示や協働パートナーの募集が主軸。新しい事業領域の開拓や「若者から高齢者まで、誰もが安心して移動できる、移動に困らない社会の実現」を掲げ、同社が開発中の燃料電池についての活用方法を、スタートアップ企業などから広く募集する。展示物にも二輪車の登場予定はなく、次世代エネルギーである「水素燃料電池」を運搬する荷役運搬車が参考出品予定だ。
昨年注目のスズカーゴ&スズライドも登場
一般ユーザーも注目したいのは、同時に参考出品される「SUZU-RIDE」「SUZU-CARGO」。昨年開催のモビリティショーでも大きな注目を集めた、4輪タイプの特定小型原付だ。2023年7月に道路交通法が改正されて誕生したばかりのカテゴリーであり、巷間では電動キックボードやモペッドタイプなど、2輪車タイプが多くのメーカーから登場。街中でも見かける機会が多いが、安定性や積載性など課題も多い。
そこでスズキが提案するのが、4輪による抜群の安定性と、パイプフレームによるアクティブなシルエットのコンセプトだ。高速度は20km、全長1300mm、全幅600mmの1人乗りで、シート部分が巨大なラゲッジスペースとなっている。日常の足としてだけではなく、釣りや散歩のお供にも役立ちそうだ。さらに全長を伸ばし、キャリア部分を巨大化させた「SUZU-CARGO」は、農作業やキャンプといった、多くの荷物が必要なシーンにぴったりだ。高齢者の外出手段としても期待できる。
この2モデルは今回もコンセプトモデルとしての参考出品だが、注目が集まれば現実化への道のりも遠くないだろう。興味が沸いたら、ぜひスズキブースへ!
「JAPAN MOBILITY SHOW 2024」開催概要
■会期:2024年10月15日(火)~18日(金) 10:00~17:00
■会場:幕張メッセ(国際展示場)
■入場:無料(全来場者登録入場制)※入場にはオンラインでの登録が必要。
■主催:一般社団法人日本自動車工業会(JAMA)
■共催:一般社団法人日本自動車部品工業会(JAPIA)
【公式サイト】https://www.japan-mobility-show.com/
【WebikeイベントNAVI】https://event.webike.net/event/840/
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