いまどきのバイクのエンジンは、高回転まですごい勢いで回転が上がる。たくさん回した方がスポーティに走っている満足感もある……のだけど、実際はとんでもないほどスピードが出ちゃって内心ドキドキ。本当のところ、どれぐらいの回転数で走るのが良いんだろう?
エンジンの回転、ドコを使うのが楽しい?
2ストレプリカ全盛期の80年代は、スポーティに走るには「パワーバンドをキープ」と言われたこともある。パワーバンドとは、文字通りもっともパワーを発揮できる回転域のことで、一般的には最大トルクを発生する回転数から最高出力を発生する回転数の間を指す。バイクのスペック表を見ればわかるが、けっこうな高回転だ。
しかし現在のスポーツバイク、とくにビッグバイクでそんな回転域まで回したら、文句なしに速いのは間違いないが、公道ではあり得ないスピードが出てしまう。そして何より、自分の意思できちんとコントロールできない領域になってしまう。
いまどきのビッグバイクは猛烈なパワーがある
近年は800cc前後の排気量を「ミドルクラス」と呼ぶこともあるが。600ccを超えたら実質的にビッグバイクと呼んで間違いない。1速で100km/hくらい出てるバイクは少なくないし、なかには4速全開で299km出てしまうバイクもあるほど。もはや「回すとスポーティ」という次元の話ではない。
それでは何回転くらいで走るのが気持ち良くて楽しいのか? じつはいまどきのビッグバイクなら街中やツーリングで走るワインディングなら3000~4000回転がいちばん美味しい回転域だ。
※この記事は 2022/7/27 に掲載された記事です。情報提供元 [ KUSHITANI LOGS ]
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