レース用のワークスマシンが凄く軽量なのは、すべてのパーツにコストをかけているからで、愛車の軽量化に同じ手法を取るのは厳しい。だからこそ重量差以上に効果のあるパーツから手を付けよう!
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カスタムで軽く操る!軽く曲がる!
バイクを構成するパーツは、純正だと鉄やアルミ、プラスチック樹脂が主体。それらをチタンやマグネシウム、カーボンなどの軽量素材に換装すれば間違いなく軽くなる。……が、軽量素材は総じて高コスト。だからハンドリングの軽さに大きく影響するパーツからカスタムしていくのが効率的だし、変化も実感できる。
順番としてはマスの集中化に貢献し、ルックスやサウンドでもカスタム感が大きいマフラーから交換するのが良いかも。軽さで選ぶならチタン製のフルエキゾーストだろう。
リプレイスホイールはアルミ鍛造製法が主流となり、価格的にも昔より手を出しやすくなっている。
そして軽量化でもっともコスパに優れるのがリチウムバッテリー。消耗品と捉えずに、カスタムパーツとして最初に交換するのもありだ。
軽量化はコストかかる だからこそ効率的かつ論理的に楽しみたい!
マフラーのリプレイスはマスの集中にも貢献する
純正マフラーのサイレンサーはかなり重く、車体の重心から離れた場所に配置すると、傾ける際のハンドリングが鈍くなる。軽量素材を採用するリプレイスマフラーは、相対的にマスが集中してハンドリングのレスポンスが鋭くなる。
バネ下のカスタムは数値異常の走りの効果を体感できる!
スプリングの下にあるホイール重量がサスペンションの路面追従性能を左右する。ジャイロ効果は薄まり、ハンドリング向上はもちろんだが、ブレーキの効力もアップ。スプロケットやチェーン、パッドの消耗も軽減できる。
【Wheel】「ホイール」のリプレイスはハンドリング向上だけでなくブレーキ効力もアップ!
物体が動くと重量に応じた慣性力が発生する。ホイールも同様で(同じ回転数なら)重ければ大きな慣性力が生じ、軽ければ慣性力も小さい。また、高価なリプレイスホイールは、ホイールの外周部分を軽くしている物が多い。同じ速度ならブレーキを強くかけなくても減速することができ、バイクを軽量&コンパクトに感じられる。
【Muffler】ルックス向上!「マフラー」交換はカスタム&軽量化の王道!
パワーやトルクはもちろん、スロットルの開けやすさが向上する高性能リプレイスマフラーは、ルックスや音質の変化も楽しめ、昔からカスタムパーツの王道。近年増えているサイレンサー部のみ交換するスリップオンは、フルエキゾーストより性能的な変化は少ないが、チタン製なら重量は純正の半分以下なので軽量化の効果を大いに得られる。
【Battery】もっともコストパフォーマンスの高い軽量化アイテムは「バッテリー」だった?
バイクでけっこう「重い存在」なのがバッテリー。しかし近年注目を集めるリチウムイオンバッテリーに換装すれば一気に軽量化が図れる。ちなみにSHORAIのリチウムバッテリーの重量は、平均して従来の鉛バッテリーの約1/3しかない。Z900RSなら約2kg、人気旧車のZ1なら約3.5kgも軽量化!ライフや性能を考えるとコスパも良好!!
【画像】重量以上にハンドリングや操作感が軽くなるカスタム3選 (4枚)この記事にいいねする