
BMWグループの工場でヒューマノイドロボットがテストされ、シャーシの一部を組み立てることに成功した。BMWの担当者は「生産現場への適用を検討する」としている。
米Figure社の最新型「Figure02」が工場作業
アメリカのサウスカロライナ州にあるBMWのスパータンバーグ工場でヒューマノイドロボットが工場作業のテストを実施。金属板部品を機械にセットし、シャーシの一部を組み立てることに成功した。この作業を行うには、ロボットには器用さが求められるという。
BMW グループは、Figure社と共同で自動車生産でヒューマノイドロボットを安全に使用できるかテストしており、「初期のテスト運用を踏まえて、ヒューマノイドロボットの生産への適用を検討しています。私たちは、この技術を開発から実用化までサポートしたいと考えています」と、BMW生産管理委員会のミラン・ネデリコビッチ氏は語る。
Figure02は現在存在しているヒューマノイドロボットの中で最も先進的なモデルで、2足歩行し、手には16関節と人間と同等の強度を持つヒューマンスケールハンドを装備。器用な動きができるため、様々な部品をミリ単位の精度で配置できるという。
ロボットが活躍することで、人間の従業員が疲れる作業を行う必要がなくなり人手不足も解消できるという夢の世界に繋がる。BMWグループは、引き続きFigure02のデータ収集とトレーニング機能の開発に取り組むとしている。
BMWの生産現場でテストされるFigure02。まるでSF映画のような風景が現実となり、テスト期間は数週間に渡ったという。動画ではホンダのASIMOのように2足歩行をしている。
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じっさいできるとちょっとこわい♪
ヒューマノイドロボットの精度を維持する為の人員が必要になるな〜