ドレミコレクションがNinja GPZ900R用のチタンタンクを東京モーターサイクルショーで初公開。チタンタンクは製作に高度な技術が必要なため、今までホンダしか量産車に採用してこなかった。アフターパーツメーカーによる市販化はまさに快挙だ!

スチールタンクの開発ノウハウを活かし、難しいチタン製の開発に成功

Ninja40周年を迎える2024年、ドレミコレクションが初代NinjaであるGPZ900R用のチタンタンクを市販化する。

ドレミコレクションは岡山に本拠を置く有名パーツメーカー。カワサキZ1を中心とした純正部品のリプロ部品やカスタムパーツ、Z900RS向け旧車風パーツなどの開発&販売で知られる。

3月22日に開幕した東京モーターサイクルショーで同社が初披露したチタンタンクは、まさに快挙だ。量産バイクでチタンタンクを世界初採用したのはホンダの2017年型CRF450R。公道モデルでは2017年型CBR1000RR SPに初搭載されたが、他メーカーでは採用例がない。そんな中、アフターパーツメーカーが製作と量産化に成功したのだから、驚きだ。

チタンタンクのメリットは圧倒的な軽さと耐熱性、耐食性だ。重量は鉄の3分の2に過ぎず、約1600℃の熱に耐える耐熱性を誇る。その一方で、強度が非常に高く、鉄の約2倍、アルミの約3倍硬い。加工には高度な術が必要で、大量生産には向いてないのだ。

しかし、ドレミでは今まで数多くの燃料タンクを製作しており、ノウハウの蓄積があった。また、既にGPZ900R用スチールタンクの量産化に成功。開発チームの技術も上がり、チタンタンクの製作に取りかかれるようになったという。

プレス成型にこだわる、重量は純正より40%軽い!

オリジナル形状を忠実に再現するために、プレス成型にこだわった。板厚の均一化や軽量化はもちろん、安定した品質で提供することが目的だ。タンクの軽量化は地上高の確保をしながら車両の重心ポイントが下がり、運動性能アップの効果が期待できる。

また、軽いタンクは振動が多くなりがちだが、振動面にも配慮されている。

タンクのプレス成型は、板材の向きによって板の伸び方が異なるため、金型に張り付いたり、型の奥まで入らずシワになったりちぎれてしまったりと製作が困難。そこで一つひとつの問題にプレス速度や緩衝材の導入などで対応した。

溶接に関してはチタンの熱伝導率の低さ、電気の固有抵抗値の違いと言った特性を理解しながら作業。圧力完成検査を行って完成となる。

現地情報によると、重量はノーマルより4割軽く、タンク容量はノーマルと同じ22Lという。GPZ900Rをカスタムするオーナーにはまさに究極の一品となるだろう。価格など詳細な情報を待ちたい!

【東京MCショー速報】ドレミコレクションがチタンタンク市販化! パーツメーカー初の快挙だ ギャラリーへ (7枚)

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