Webike Plusをご覧の皆様、こんにちは!ライダーの聖地こと北海道に移住して5年目の男、さすライダーです。

一般的には「北海道は夏は最高だけど、冬はバイク乗れなくて辛い・・・」というのがライダーの考えだと思いますが、ところがどっこい!移住して分かったことは冬もバイク遊びができるということです。

そして、その「冬のバイク遊び」をサクッと手軽に楽しめる場所が、北海道の空の玄関口「新千歳空港」の近くにあると知り・・・これは「ライダーとしては絶対に行かないといけない」という謎の使命感にとらわれ、奥様と2人で遊びに行ってきました!

ということで、その名も「千歳オフロードパーク」で楽しめる冬のバイク遊びを紹介します。

千歳オフロードパークとは?

新千歳空港の近く・・・というより敷地内から空港が見えちゃうほど近い「千歳オフロードパーク」は、札幌のバイク屋さん「イーグルモーターサイクル」が運営してる、オフロードビークルの体験施設です!

夏は敷地内の専用コースで、四輪バギーのSSVやATVでオフロード走行を楽しむことが可能で、冬はそれらに加えて「スノーモービル」そして雪道専用のバイク「スノーバイク」での雪上走行も楽しめます!

とにかく新千歳空港が目と鼻の先!という立地が、この上なく本州ライダーのニーズにマッチしているので、例えば「フライトまでの待ち時間にサクッとスノーバイクに乗る」なんてことができちゃいます。

ちなみに夏はレンタルバイク大手「レンタル819」のチェーン店「千歳パーク店」として、レンタルバイクショップとしても営業しています(ライダーの天国か?)

千歳オフロードパーク
住所:北海道千歳市美々1292-18
TEL:011-799-4492
営業時間:9:00~18:00(冬季は水曜定休)
料金:スノーモービル・スノーバイク・ATV:20分4,950円
設備:トイレ・更衣室・休憩所・装具の無料レンタルあり
駐車場:あり(無料)

スノーモービル・スノーバイク・ATVの料金

千歳オフロードパークで冬に乗れる主な乗り物は「スノーモービル・スノーバイク・ATV」の3種類です。

料金は3種類ともに「20分:4,950円」で、2024年2月時点ではキャンペーンで通常1,100円の10分延長が無料(実質4,950円で30分乗れる)となっています。

なお「ヘルメット、ゴーグル、ヘットキャップ、ジャケット、オーバーパンツ」は貸し出し無料なので、最低限グローブを持って行けば乗れちゃいます!

しかし、北海道の冬の寒さは本州のそれとは別次元なので、可能であればバイク用の防寒着やインナーを持ち込んだ方がより快適に楽しめます。

千歳オフロードパークの設備

千歳オフロードパークには管理棟内に綺麗な受付とロビー、トイレ、それから更衣室が用意されています。

なので、予めゴツい冬用の装備を着てくる必要はなく、現地でレンタルするものも含めて、暖房の効いた更衣室でゆっくりと着替えることができます!

敷地内には広大なクローズド専用コースと撮影テラスがあり、後者は各種乗り物に乗ってる人を撮影したり、空港を行き交う飛行機を撮影するのに最適な場所です。

スノーモービルに乗ってみた

さてさて、ここからは遂に実際の乗車レポートです!

それでは!早速スノーバイク・・・と言いたいところですが、まずは焦らして(?)スノーモービルから解説しますが・・・これは乗車経験の有無を問わず「スノーモービルという乗り物がある」ということを知っている人がほとんどだと思います。

スノーモービルとはフロント側の左右にスキー板、そしてリアにキャタピラを備えた雪上専用の乗り物で、千歳オフロードパークでは192ccの空冷単気筒エンジンを搭載した「ZR200」というマシンに乗れます。

大きさは男性なら若干小さめ(乗車に支障なし)女性ならピッタリといった感じで、バイクと違って自立しているので「足つき」を気にする必要がありません!

スノーモービルの操作方法

スノーモービルの操作方法はバイクと近いものがあるので、ライダーなら割と簡単に覚えられると思います!

まずは万が一の際にマシンとライダーが離れてしまった時に、エンジンを強制的に停止させる「安全ケーブル」を腕に取り付けます。

そして、バイクと同じように鍵を時計回りに回すとエンジンがかかるので、あとはアクセルレバー(グリップではない)を押し込むと走り出します!

ちなみに曲がり方バイクと同じ「ハンドル操作+体重移動」で、ブレーキはバイクと同じレバー操作です。

スノーモービルで走ってみた感想

スノーモービルで走ってみた素直な感想は「予想以上に乗りやすい」ということです!

僕は以前、個人的に排気量の大きな競技用のスノーモービルに乗ったことがありますが、あまりの鬼加速と曲がらなさに・・・と放心状態でしたが、千歳オフロードパークのZR200は加速も挙動も実にマイルドで、ハンドル操作だけでも十分曲がってくれます!

 

しかし、いくら乗りやすいとは言っても、アクセルをグッと押し込むと「おぉ?」と結構な加速をするので・・・決してイケイケなライダーが乗ると「マイルド過ぎて面白くない」ということもありません。

そもそもライダーからすれば「足つきと転倒(100%無いわけではない)を気にしなくて良いバイクの様な乗り物」なので、ちょっと走ればすぐに慣れますし、雪の上を滑走するような独特の感覚を楽しめると思います!

スノーバイクに乗ってみた

続けてライダーお待ちかねのスノーバイクの登場ですが、こちらは初耳の方も多いと思いますので、まずはどんなものなのかを解説します。

スノーバイクとは市販のバイク(主にモトクロッサー)の前輪をスキー板、後輪をキャタピラに換装した雪道を走るためのバイクで、スノーモービルのように「スノーモービルとして」開発された独自の乗り物ではありません。

 

スノーバイクはあくまで市販のバイクがベースのカスタム車両ですので、操作方法などはノーマル状態のバイクに準じます。

ちなみにあくまで「平らな場所」という前提ですが、キャタピラの横幅のおかげで自立します(足つき関係なし)

なお、千歳オフロードパークのスノーバイクは、カワサキの「KLX230R S」がベース車両となっています。

スノーバイクの操作方法

スノーバイクはあくまで市販のバイクがベースなので、操作方法は通常のバイクとほぼ同じです。

エンジンの始動はイグニッションをONにしてからのスタータースイッチだし、アクセルもスノーモービルみたいなレバーじゃなくてグリップだし、当然クラッチを使ってギアチェンジもできます!

通常のバイクと異なる点はブレーキ操作で、そもそもスノーバイクには「フロントブレーキ・リアブレーキ」という概念がなく、通常のフロントブレーキ操作はキャタピラの減速、そしてリアブレーキは撤去されています。

ちなみに常に雪の抵抗を受けているので、通常はアクセルを緩めるだけで十分減速してくれます。

ギアは発進時は通常のバイクと同じく1速、走行中は主に2速〜3速を使い、4速以上に入れることはほとんどありません(少なくてもコース内では)

スノーバイクで走ってみた感想

まず初めに言っておくと、僕はスノーバイク経験者なので、今回はすんなりと乗ることができましたが、少なくてもスノーモービルよりは慣れが必要な乗り物です。

最初の関門はズバリ「発進」で、これが通常のバイクのようにゆったりとクラッチを繋ぐと、雪の抵抗に負けてエンストする可能性が高いです・・・

なので、慣れないうちはある程度アクセルを煽りながら、クラッチを「スパっと繋いで」発進するのがコツです!

 

曲がり方は通常のバイクよりも体重移動が必要ですが、慣れてくると独特の浮遊感が最高に気持ち良くなってきます!

とにかくこの楽しさは乗ってみないと分からないのですが、いくら北海道とはいえスノーバイクを気軽に体験できる場所は中々無いので・・・そういう意味でここは本当に貴重な場所だと思います!

ちなみにスノーバイクは一応転ぶ可能性がある乗り物ですが、仮に転んでも雪上なので全然痛くありません・・・が!心と財布(修理代)はダメージを受けますので、くれぐれもご注意を・・・

ATVに乗ってみた

最後はこういった乗り物系の体験施設でよく見かける「ATV」ですが、これは小型の四輪バギーのことです。

今回紹介する乗り物の中では、最も安定感の高い乗り物で、千歳オフロードパークでは149ccの空冷単気筒エンジンを搭載した「KYMCO MXU150」というマシンが用意されています。

スノーモービルやスノーバイク以上に足つきやバランスを気にする必要がないので「雪の上を走る」ということに抵抗感を感じる方は、まずはこれに乗ってみることをおすすめします!

ATVの操作方法

ATVは四輪とは言っても、基本はバイクの操作と通じるものがあるので、ライダーならすぐに慣れると思います!

エンジンの始動はイグニッションをオンにしてから、ブレーキレバーを握りながらスターターボタンを押すというまさにバイク的な感じで、アクセルはスノーモービルと同じくグリップではなくレバー方式です。

そしてATVは「走行・ニュートラル・バック」の3つの切り替えが可能で、停車中にブレーキを握ると切り替えできます(エンジン始動時はニュートラル)

曲がり方はハンドル操作だけでも十分曲がりますが、雪上では普通に滑ることもあるので、それをうまく利用すると「ドリフト」のように曲がることもできます!

ATVで走ってみた感想

ATVは今回紹介した乗り物の中で一番速度レンジが低いので、周りの風景を見ながら落ち着いて運転を楽しむことができます!

仮にコーナリング中に滑ることがあっても「うわぁ・・・」と怖い感じではなく「ウヒョ〜」と楽しい感じなので、終始笑顔で楽しむことができました。

 

そして、他の乗り物と違ってバックすることができるので、これがまた新鮮で面白かったです!

しかし、やや雪が深いところに突入するとスタックしてしまうので、常に走る場所を選ぶ必要がありますが・・・仮にスタックしてもスタッフさんが助けに来てくれますので、泣かずにその場で待ちましょう。

冬の北海道のバイク遊びを体験しよう!

雪が降ったらバイクに乗れない・・・という常識をぶっ壊す、冬の北海道のバイク遊びを体験できる「千歳オフロードパーク」は、ライダーなら絶対に行く価値のある場所です!

特にスノーバイクはライダーなら絶対にハマる「冬の北海道ならではの乗り物」なので、個人的にぜひ体験して欲しい乗り物です。

 

写真ギャラリーへ (43枚)

この記事にいいねする


コメントを残す