
BMWは、スマートフォン用アプリ「BMW Motorrad Connected」に日本国内で使用できるナビゲーション機能を追加することを発表した。これまで欧州モデルには実装されていたものの日本国内は非対応だった。
本機能の実装により、BMW Motorrad製モーターサイクルの一部モデルに装備されているTFT液晶カラーメーターパネル(以下TFT)にて、ナビゲーションを使用することが可能となる。
「BMW Motorrad Connected」のナビ機能は先行してiOS版アプリを展開しており、Android版アプリへのナビゲーション機能の追加は、2023年7月が予定されている。
目次
ナビゲーション機能について
「BMW Motorrad Connected」のナビ機能では、スマートフォンを用いて目的地検索とルート案内設定を行い、6.5インチTFTでは矢印型のルート案内を、10.25インチTFTでは地図を表示させた一般的なルート案内を行うことが可能となる。
また、BMW Motorrad ConnectedRideクレードルを使用することで、車両へのスマートフォンの固定が可能になり、6.5インチTFTの車両モデルでも固定したスマートフォンの画面を用いて地図を表示させた一般的なルート案内が可能となるばかりでなく、いずれのTFTを備えた車両でも、ハンドル・バーのマルチ・コントローラーを使用してBMW Motorrad Connectedの各種機能を使用することが可能となる。
BMW Motorrad Connectedアプリの機能
ルート検索およびナビゲーション
- 一般的な距離や時間によるルート選択に加え、モーターサイクルに最適化されたカーブの多いルート検索機能
- 速度制限の表示
- 住所検索、プリセットされたカテゴリーからの検索、直接入力など複数の目的地入力
- 音声案内(スピーカー装備車両またはコミュニケーションシステムと接続した場合)
走行記録
- 走行ルートや距離、その走行時の車両データおよび走行データ(バンク角、加速度、エンジン回転数など)の記録
- エクスポートした走行記録のソーシャルメディアでの共有
車両データ
- 現在の走行距離(km)、燃料タンク残容量と航続可能距離
- タイヤ空気圧(RDC(空気圧センサー) 装備車両に限る)
ConnectedRideクレードルについて
BMW Motorrad ConnectedRideクレードルは、BMW Motorrad純正のスマートフォンホルダー。BMW Motorrad Connectedアプリと接続することで、ナビゲーションマップや、傾斜角、加速度、減速度などの車両データを、ハンドルバーのマルチコントローラーを使用して操作・確認することができる。
さまざまなサイズのスマートフォンの装着が可能で、Qi規格に従って最大7.5 Wでワイヤレス充電、もしくはUSB-C接続経由で最大7.5W(5V/1.5A)で充電しながら走行することが可能だ。
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