
2021年に引退した元MotoGPレーサー、バレンティーノ・ロッシが、4輪レース「ミシュラン・ル・マン・カップ」ロード・トゥ・ル・マンで優勝を果たした。ロッシは2022年からGTレースに参戦しており、2024年以降のル・マン24時間レース出場を目指すと発表している。
ゼッケン46を掲げて「BMW M4 GT3」で参戦
2022年よりベルギー「チームWRT」からレース参戦を開始しているロッシ。今回参戦したレースは、「ル・マン24時間レース」のサポートレースとして行われる「ミシュラン・ル・マン・カップ」で、BMW・M4 GT3にゼッケン46の車両によりエントリー。走行のパートナーは「AKKA ASPチーム」のジェローム・ポリカンだった。
レース1はクラス13位となっていたロッシとポリカンだったが、レース2ではポルシェのアンダース・フィヨルドバッハ接戦し2番手に浮上。首位であった「AFコルセ」フェラーリ51号車がペナルティによりタイム加算を受け、2番手でフィニッシュした46号車が繰り上がり優勝となった。
2024年にはWEC(FIA世界耐久選手権)のLMGT3クラス参戦を目標としているロッシは、今回の優勝はBMWとの初勝利でもあり、翌年に控える24時間レースに向けてよい経験を積む機会となった、とインタビューで語っている。
4輪レースへ転向しているロッシだが、5月にはヤマハ発動機とのアンバサダー契約も締結中。「Mooney VR46 Racing Team」もMotoGP参戦を続けており、今後も多方面で目が離せない活躍を続ける様子だ。

バレンティーノ・ロッシはチームWRTから「BMW M4 GT3」で参戦。2021年から各地のレースで活躍するGTマシンだ。

バイクレースの世界では記録的な活躍をみせたロッシだが、過去にはF1、ラリー参戦経験もある。2024年にはル・マン24時間レースへの挑戦を目標としているという。
情報提供元 [ LE MANS CUP ]
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