
バイク王&カンパニーは、一人ひとりに応じた安全で豊かなバイクライフを支えるため、バイクショップとライダーを繋ぐプラットフォーム「BOCS(ボックス)」を開発し、6月1日よりサービスを開始した。
ボックスは、整備を希望するライダーと、それらのニーズを満たすバイクショップを繋ぐ仲介型プラットフォーム。このプラットフォームを通して「大切な愛車を安心して任せたい」、「ネットでパーツを購入したけど取り付けが難しそう」、「引っ越ししたばかりで自分に合ったバイクショップがわからない」といった整備に関するさまざまな悩みを解決するという。
サービスは1都3県からスタートし、順次全国へ拡大予定。利用にはバイク王会員登録(無料)が必要となる。
サービス概要
整備を希望する様々なニーズを持つライダーと、それらのニーズを満たすバイクショップをマッチングするサービス。
整備が必要なユーザーは、専用入力フォームよりメーカー、車種、排気量、走行距離等を入力するだけで自身のニーズにマッチした親切・丁寧なメカニックが在籍する近くの最適なバイクショップが紹介される。
また、ユーザーの整備やバイクショップに関する不安や悩みも相談できるので、安心して愛車を任せることができるベストなバイクショップが見つかるという。
■バイク王 バイク整備について:https://www.8190.jp/maintenance/

整備お問い合わせフォームイメージ
サービス開始の背景
バイク王&カンパニーが2023年1月に公表した中期経営計画では、戦略の柱として「整備インフラ」と「システムプラットフォームの構築」が掲げられ、自社整備力の強化や、外部整備ネットワークの構築を進めてきた。
同社では、ユーザーやバイクショップの抱える整備に関する悩みが多種多様であることに着目。ユーザーには「近所に整備を相談できるショップがあるのかわからない」、「他社で購入したバイクだけど整備をしてもらえるか相談したい」、「ネットでパーツを購入したけど取り付けが難しそう」といった悩みがあり、一方でバイクショップには「新規顧客を獲得したい」といった想いがあると考えたという。
バイク王&カンパニーではそうしたユーザーの整備に関する様々な不安やニーズを的確に抽出し、最適なバイクショップ(パートナーもしくはバイク王各店)へ繋ぐプラットフォームを構築することで、ライダーひいてはバイク業界への貢献に繋がると考え、本サービスを開始。
将来的には、日本全国の「ユーザー」、「車両」、「パートナーの取引」情報の蓄積をし、一人ひとりに合った最適なサービス提供のための基盤として活用される予定だ。
開発責任者コメント
今回の取り組みを進めるにあたり、当社の想いやバイク業界活性化の目的をパートナー(提携バイクショップ様)に説明し、賛同を得るための訪問機会を設けました。訪問はプロジェクトメンバーが行いましたが、当初は、「理解されないのではないか」などの不安があり、チーム全体に緊張感があったことを思い出します。訪問してみると、多くのパートナーの皆さまにご理解・ご協力をいただけることになりました。皆さま、バイク業界の未来を考えていると認識しました。
今回開発を進めたシステムはBOCS(Bike O Communication System:ボックス)と命名されていますが、これは2023年1月に公表した中期経営計画における戦略の柱の「整備インフラ」と「システムプラットフォームの構築」に基づくものです。しかし、今回の取り組みは、当社だけではなくパートナーのご協力に支えられてはじめて機能するものであり、名前にもその想いが込められております。
バイク業界は、まだ電話やFAXといったアナログの文化が色濃く残っています。本システムの運用にあたっては、アナログからシステム(デジタル)への変化が伴います。社内・社外ともに、変化への対応の副産物として「混乱」が想定されますが、分かりやすく今後のデータ蓄積や集計などに役立つシステムであることを伝え続けたいと思っています。そして、システムを通じてパートナーと連携し、バイクユーザー・バイク業界に貢献したいと考えております。
流通事業部長 西元裕肇
情報提供元[ バイク王&カンパニー ]
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