バイクによるガイドツアー事業を手掛けるモトライドツアーズは、モーターサイクルを観光面で活用することにより、地域への入り込み観光客の増加と地域経済活性化を目指す地方創生支援事業を開始したと発表した。

モトライドツアーズの地方創生支援事業では、ライダー目線で地域の魅力を発信し、モデルルートの設定やモニターツアー、情報発信、イベントなどを通じて地域の活性化を図る。

そのほか全国の自治体の要望に応じ、さまざまな取り組みへの支援も行っていくという。

「モーターサイクル・ツーリズム」で地域の魅力を発信・活性化へ

モトライドツアーズの地方創生事業では、同社が提唱する「モーターサイクル・ツーリズム」を通じて地域の活性化を図る。以下はその手法の1例だ。

  1. 地域に埋もれた地域資源を発掘し、観光資源として磨き上げる
  2. 設定した観光資源をモーターサイクルで周遊するモデルルートを開発
  3. 開発したルートを来訪者に実際走ってもらうモニターツアーを実施し、意見を聴取する
  4. マップの制作、SNSやHPを通じての情報発信、イベント開催等のプロモーションを行う
モトツアーズ|地方創生事業

事業の企画立案から実施まですべて請け負うことができるという。

モトライドツアーズの考える「モーターサイクル・ツーリズム」とは

通常は「モーターサイクルを使った旅行」全般を指す「モーターサイクル・ツーリズム」。

しかし、モトライドツアーズではバイクに乗ることだけを目的とするのではなく、訪れた地域の歴史や文化、習俗に触れ、体験・交流することでその地域を深く理解することを目的とする旅を「モーターサイクル・ツーリズム」と位置づけている。

バイクは機動性がありながら広域的に移動可能であり、公共交通や四輪ではアクセスしにくい場所に訪れやすいという利点がある。この特性を活かし、埋もれた名所旧跡や体験施設などを直接訪れ、体験し交流する「モーターサイクル・ツーリズム」は、これまでにない新たな旅の形を提案するという。

山奥の一本道でも、ライダーから見ればライディングを楽しめ素晴らしい場所だ。移動を楽しむだけでなく、地域を感じ、深く理解することができる「モーターサイクル・ツーリズム」は、観光に加え、交流人口の拡大や移住定住の促進にも貢献でき、地域全体の活性化に繋がる可能性がある。

モトツアーズ|地方創生事業

山奥の神社仏閣も立派な観光資源だ

モトライドツアーズについて

モトライドツアーズは2022年に熊本市で設立。代表の田邉洋和氏(54)は熊本県庁を早期退職して同社を設立。「モーターサイクルの力で地域を元気に!」をミッションとして掲げ、バイク(オートバイ、モーターサイクル)を活用したツアーの企画運営を中心に、バイクの聖地と呼ばれる阿蘇を中心に事業を展開している。

海外、特に欧米においてはバイクによるガイドツアーは一般的であることから、今後はインバウンドの増加に伴い、日本国内においてもガイドツアーが普及していくことが見込まれるという。

情報提供元[ モトライドツアーズ ]

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