
バイクのエンジンは燃焼により発熱する装置
ガソリンエンジンは(以下単にエンジンと表記)、日本語では「内燃機関」とも記されますが、文字通りに内部で化石燃料を燃焼させることでエネルギーを得ている装置です。つまり発熱はエンジンを動かす以上必然のものであると言えます。
しかし、エンジンは化石燃料が持つ熱エネルギーをすべて利用できているわけではありません。四輪のハイブリッド車に使われているエンジンは、モビリティに利用するものとしては、もっとも高効率な部類となりますが、それでも最大熱効率は40%を超えるくらいのレベルにとどまります。
さらにいうと最大熱効率というのは、高負荷領域における熱効率(仕事量)であり、アイドリングや日常域での低負荷領域では、冷却や排気による損失が大半となってしまうため、熱効率の数値は小さくなります。エンジンによっても異なりますが、量産ガソリンエンジンの日常的な走行状態での熱効率は15~25%程度でしょう。このあたり詳しく知りたい方は「熱勘定」で検索するといいでしょう。
情報提供元 [ モーサイ powered by Motorcyclist ]
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