バイクやクラフト、スポーツなどの実用書を手掛けるスタジオタッククリエイティブから、新刊『事故やトラブルを避けるための知識と技術 命を守るバイク術』が発行される。ライディング中に遭遇するあらゆる危険をシチュエーションごとに解説、ケガや命の危険を避けるための基本技術を学べる。
発売は6月10日(水)価格は1800円。書店やオンラインショップで購入が可能だ。
初心者にこそ読んでほしい、「本当の安全運転」
バイクのライディングは楽しい。しかし、身体ひとつで車体にまたがる危険は乗用車の比ではないのも事実だ。免許を取得したばかりの初心者はなおさら、教習所では教えてくれないマナーや自動車の流れに戸惑い、怖い思いをすることも多い。また、運転に慣れたライダーであっても、予期せぬトラブルや悪天候といった要因で、危険な目にあうことも珍しくない。
今回発売される『命を守るバイク術』では、そんな「路上で遭遇する様々な危険」を列挙し、走行シーン別に解説。市街地の交差点、工事現場、高速道路の料金所、峠道など、通勤通学からツーリング先でもよく遭遇するシチュエーションで、特に注意すべき具体的なポイントと心構えをまとめている。「速く走る」「上手く走る」という以前に、「命を守る」ためのライディングテクニック集だ。
見やすい写真とイラストで注意点を解説
バイクの事故で非常に多いのが、交差点での「右直事故」。本書内の項目を一部抜粋して、どのような対処が必要なのかを紹介したい。
ちょっとしたタイミングで、右直事故は避けられる
バイクと四輪車の右直事故は、とても多いのが実情です。バイク側がある程度気をつけておくことで、事故を避けられるはずです。
前項で”直進優先”と記しました。しかし必ずしもそれが守られるとは限りません。直進だからと言って、「決して安心はできない」ということを肝に銘じておきましょう。右折待ちしている四輪ドライバーにとって小さなバイクの存在は、まだ遠くに居るかと距離を見誤りやすいのです。ライダー側としては早くに右折車の存在と挙動を把握しておき、相手にも自分の存在を知らせることが大切。車の影に隠れるような走りは控えましょう。
これらのアドバイスはライディング初心者にもわかりやすいように解説されているが、内容はベテランライダーや、リターンライダーにとってもためになるもの。「当たり前」だと思っている注意を、改めて確認するチャンスともいえる。思わぬ事故で悲惨な目に遭わないよう、どんなライダーにもお勧めしたい書籍だ。
情報提供元 [ STUDIO TAC CREATIVE ]
この記事にいいねする