1976年に操業を開始したホンダの熊本製作所が二輪車生産累計2000万台を達成。5月16日に記念式典を開催した。

式典には市販にない特別色のCBR1000RR-Rを用意

ホンダの熊本製作所は、1976年にバイクの完成車輸出基地として操業を開始した。当初は、アジア向けのコミューターの生産を担っており、完成車輸出が9割を占めていた。その後「需要のあるところで⽣産する」という企業姿勢から、コミューターは海外へ生産が移管されていった。

1991年には鈴鹿製作所よりスーパーカブの生産が熊本に移管、2008年には大型バイクの国内生産が浜松製作所から移管され、北米や欧州からも大型バイクの生産が熊本製作所に移管され、現在では世界唯一の大型モデルの生産拠点となり、全世界57か国へ輸出している。

一方、2015年には50ccスクーターの生産を熊本で再開、2017年には中国へ生産拠点を移管したスーパーカブの生産も再開。さらに2018年にはヤマハのジョグやビーノも熊本製作所がOEM生産するなど、ガラバゴスモデルの国内回帰が進んだのもトピックだ。

熊本製作所は、165万1056平方メートル(東京ドーム約36個分)の広大な敷地で、50ccスクーターから1800ccのゴールドウイングまで、ホンダのバイクを生産する国内唯一の生産拠点として海外での生産を支援するグローバルマザー工場としての役割も果たしている。

2000万台記念式典には三部社長も登壇。2000万台目となったCBR1000RR-Rは市販されていないオリジナルカラーでアッパーカウルにはMade in KUMAMOTOとデザインされている。

2008年4月に330億の予算をかけて完成した新二輪車工場の生産ライン。車両台の高さが可変式で作業者の負担を軽減。設備の進歩を担うのもマザー工場としての熊本製作所の役割だ。

ちなみに2008年に完成した新工場の生産第1号車はこのCBR600RR。特別カラーにはなっていないが、ラインオフしてから出荷されずに記念車として展示されていた。

熊本製作所2000万台に至る軌跡

・1976年 生産開始
・1980年 生産累計台数100万台達成
・1987年 生産累計台数500万台達成
・1994年 生産累計台数1000万台達成
・2000年 生産累計台数1500万台達成
・2023年 生産累計台数2000万台達成

2000万台とは直接関係ないが、筆者が2010年に熊本製作所の社員食堂で食した定食。他にカレーや丼もの、麺類などバリエーションが豊富だった。

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