NEXCO東日本/NEXCO中日本/NEXCO西日本/JB本四高速/(公財)日本道路交通情報センターが、ゴールデンウィーク期間〔令和5年4月28日(金)~令和5年5月7日(日)の10日間〕の高速道路での交通集中による渋滞予測(10km以上の交通集中渋滞)を発表した。
混雑回避のため、高速道路の利用日・時間帯変更による分散利用を呼びかけている。
渋滞が発生しやすい日は?
2023年のゴールデンウィーク渋滞は、10km以上の渋滞回数が上下線で合計356回発生すると予想されている。
下り線では5月3日(水)・5月4日(木)、上り線では5月3日(水)~5月5日(金)に渋滞が多発する予測だ。スケジュールに余裕がある場合は利用の日や時間帯を変更するなど、渋滞を避けた利用をしよう。
エリア別の特に長い渋滞発生予測
各社の特に長い渋滞発生予測は以下の通り。ピーク25km以上の渋滞予測の詳細は別紙1(PDF:222KB)、渋滞を回避する方法は、下記の「特に長い渋滞の回避例」にてご確認を。
最新の道路交通情報は各社のWEBサイトへ
道路交通状況は事故や気象などの影響で刻々と変化するので、出発前や旅行中も最新の道路交通情報の確認がおすすめ。
道路交通情報および渋滞予測情報は、以下のサイトから利用できる。渋滞予測情報は、渋滞の発生箇所、時間帯毎の渋滞長、渋滞ピーク時の時刻などが分かるので、旅行日・時間の計画等に役立てよう。
渋滞を緩和するためにできること
利用者のちょっとした心がけが渋滞の緩和にも繋がる。以下の点に留意しながら、高速道路を利用しよう。
- 上り坂での速度低下に注意
上り坂など速度低下を注意喚起している場所では、無意識な速度低下にご注意を。特に渋滞が発生しやすい場所では標識により速度低下ポイントが表示されているので、まわりの車両に気をつけながら速度を回復しよう。 - 車間距離をつめ過ぎない
走行中は余計なブレーキを踏まないように十分な車間距離を確保しよう。 - 車線変更は控えめに
渋滞中における必要以上の車線変更は、渋滞の更なる悪化を招くので控えよう。
こまめな休憩や早めの休憩で事故を未然に防ごう
ゴールデンウィークのような交通混雑期には事故が多発する。高速道路を利用する際はこまめな・早めの休憩や、全席シートベルトの着用を心掛けよう。
休憩施設では駐車場整理員の配置、臨時トイレの設置、大型車駐車ますの確保など、混雑対策も実施される予定だ。
また、高速道路上では渋滞末尾への追突注意喚起も案内されている。前方に注意して走行しよう。
特に長い渋滞の回避例
ここでは各エリアで発生が予測されている特に長い渋滞の発生日時や発生原因をご紹介しよう。詳細は別紙2(PDF:469KB)でも確認することができる。
5月3日(水) 東北自動車道(下り線)羽生PA付近を先頭とする渋滞〔最大40km〕
◆渋滞原因:サグによる速度低下
川口JCT⇒館林IC区間を走行する場合、渋滞のピークは9~11時で、渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間25分)の所要時間が予測されている。
川口JCTを6時よりも前または15時以降に通過する場合の所要時間は約30分と予測されており、これらの時間帯の利用がおすすめだ。
5月3日(水) 中央自動車道(下り線)相模湖IC付近を先頭とする渋滞〔最大45km〕
◆渋滞原因:サグによる速度低下
高井戸IC⇒相模湖IC区間を走行する場合、渋滞のピークは5~11時で、渋滞がない場合に比べ約4倍(約2時間15分)の所要時間が見込まれている。
高井戸ICを4時よりも前または17時以降に通過する場合の所要時間は約35分と予測されており、これらの時間帯の利用がおすすめだ。
5月3日(水) 九州自動車道(下り線)鳥栖JCT付近を先頭とする渋滞〔最大40km〕
◆渋滞原因:サグによる速度低下
若宮IC⇒鳥栖JCT区間を走行する場合、渋滞のピークは10時で、渋滞がない場合に比べ約6倍(約2時間30分)の所要時間が見込まれている。
若宮ICを6時よりも前または14時以降に通過する場合の所要時間は約25分と予測されており、これら時間帯の利用がおすすめだ。
5月5日(金) 関越自動車道(上り線)高坂SA付近を先頭とする渋滞〔最大40km〕
◆渋滞原因:サグ部等での速度低下、SA部の合流
藤岡JCT⇒鶴ヶ島IC区間を走行する場合、渋滞のピークは18~19時で、渋滞がない場合に比べ約3倍(約1時間30分)の所要時間を予測されている。
藤岡JCTを13時よりも前または23時以降に通過する場合の所要時間は約30分程度と予測されており、これらの時間帯の利用がおすすめだ。
5月5日(金)東名高速道路(上り線)綾瀬スマートIC付近を先頭とする渋滞〔最大50km〕
◆渋滞原因:付加車線合流部
御殿場IC⇒横浜町田IC区間を走行する場合、渋滞のピークは15~21時で、渋滞がない場合に比べ約3倍(約2時間15分)の所要時間が見込まれている。
御殿場ICを10時よりも前または翌日1時以降に通過する場合の所要時間は約45分程度と予測されており、これらの時間帯の利用がおすすめだ。
5月3日(水) 名神高速道路(上り線)大津IC付近を先頭とする渋滞〔最大35km〕
◆渋滞原因:大津IC・SAの分合流およびトンネル
茨木IC⇒大津IC区間を走行する場合、渋滞のピークは9~11時で、渋滞がない場合に比べ約5倍(約2時間20分)の所要時が見込まれている。
茨木ICを6時よりも前または18時以降に通過する場合の所要時間は約30分と予測されており、これら時間帯の利用がおすすめだ。
リアルタイムの渋滞情報をチェックして混雑を回避しよう
渋滞回避のために重要なのは時間帯・ルートを分散すること。現在は各ナビゲーションアプリや情報サイトを利用して、リアルタイム渋滞情報をスマホやパソコンでチェックすることができる。JARTIC(日本道路交通情報センター)のサイトでは簡単に確認可能だ。
情報提供元[ NEXCO中日本 ]
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