
【特集・トップに訊く2023】 KTM Japan/西光寿ジェネラルマネージャー「今年の入荷は順調」店は「お客様に夢を提供する場」接客、陳列・演出で改善へ
KTM、ハスクバーナ・モーターサイクルズ、GASGASのKTMグループ3ブランドの輸入元KTM Japanは、排気量251㏄以上の登録車両の販売だけで、昨年は3ブランドで2000台を超えた。昨年も多くの国内外のメーカーで生産や入荷、納品の遅れが目立った1年であった。今年2023年の市場や入荷の見通し、取り組みについて、同社の西光寿・ジェネラルマネージャーに聞いた。(取材:鈴木香)
――昨年2022年もコロナの影響で、オートバイ市場が大きく変わりました。昨年の市場や流通をどのように捉えていますか。
「需要が多いにもかかわらず、多くのメーカーで供給が追いつかずにバイク市場全体がもがいている状態が続きました。振り返ると市場全体がコロナ禍前の19年までは販売台数が徐々に下がってきましたが、コロナ禍における感染リスクの少ない移動手段やレジャーとしての需要で販売が伸びました。本国KTMグループでも昨年の上半期は、生産段階で半導体やカラー液晶モニターなどの各種部品の調達など、足並みが揃わない状況が続き、この結果入荷が遅れました。
ただ、日本ではロシアとウクライナの問題が起こる前の2021年に、多めの仕入れをしていたために昨年の上半期はある程度まかなうことができました。懸念していた下半期では遅れていた主力の390 DUKEの入荷がやっと開始されましたが、昨年は市場からの需要があっても商品が足りないといった、歯がゆい状況でした。
情報提供元 [ オートバイ流通新聞 ]
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