ナビタイムジャパンは2023年1月31日より、バイク専用ナビゲーションアプリ『ツーリングサポーター』にて、原付一種バイク向けに「二段階右折回避ルート」の提供を開始した。
「二段階右折回避ルート」は、ルート検索条件設定画面にてバイクの排気量区分を「50cc以下、原付一種」に設定してルート検索すると、二段階右折対象交差点で右折を回避するルートがある場合に、「二段階右折回避ルート」を表示する機能。二段階右折を回避することで大幅に到着予想時刻が遅れたり迂回をする場合には、従来通り二段階右折を通行するルートを表示する。
原付車両特有の交通ルールを対象として最適なルートを算出する機能の提供は、スマートフォンアプリとしては日本で初めてとなる(2023年1月31日時点、ナビタイムジャパン調べ)。
また、2020年2月から一部地域で提供されていた、二段階右折の標識箇所における音声案内の対応エリアも全国に拡大。二段階右折が必要もしくは禁止とされる交差点で「およそ、500m先、右方向、二段階右折禁止地点です」などの注意喚起を行う。
■ツーリングサポーター:https://touring.products.navitime.co.jp/
「二段階右折回避ルート」でスムーズな走行と追突事故の軽減を
原付一種には、車線変更時の事故を防ぐ目的で「二段階右折」という特有の交通ルールが定められている。
このルールについて「ツーリングサポーター」利用者からは“二段階右折をするのが手間”、“二段階右折そのものを回避したい”などの声が寄せられていた。加えて、コロナ禍でバイクデリバリーや密を避けた移動手段としてバイク需要が拡大していることから、アプリ上で交通違反を未然に防ぐ仕組みを提供できれば、との思いで開発されたのが「二段階右折回避ルート」機能だ。
国や地方公共団体では、車両の運転支援の高度化を図るため、全国の交通規制情報の標準フォーマット化を目指している。この取り組みの一つとして二段階右折禁止のデータ整備も進められているため、ナビタイムジャパンでは各都道府県からデータを収集・フォーマットの変換を行いアプリ内で活用している。
二段階右折の回避ルートにより、右折のために一時停止することなくスムーズな走行が可能となり、後続車両との追突事故の軽減も期待できる。
ナビタイムジャパンでは、今後も交通ルール等の情報拡充や、バイクユーザーそれぞれにとって最適なルートを提供することで、ライダーが安心・安全にバイクに乗れるよう、更なるサービスの向上に努めていくとしている。
バイク専用ナビゲーションアプリ「ツーリングサポーター」とは
「ツーリングサポーター」は、ツーリングの計画から、走行時のナビゲーション、ツーリングログ・カスタマイズ・メンテナンスの記録などができる、バイク専用のナビゲーションアプリ。タンデム規制や排気量を考慮したルート検索、全国のおすすめツーリングロードの紹介も搭載している。
OSはiOSとAndroidに対応しており、料金は機能数に応じて無料・プレミアム・プレミアムプラスの3コースが用意されている。
ルートは原付や原付二種など排気量別に検索でき、VICSの渋滞・規制など交通情報を考慮し「推奨」「高速優先」「一般道優先」「景観優先」「推奨2」の最大5経路を提案する。地図上でルートの作成&共有が可能なPCサイト「ツーリングサポーターWeb」と連動して利用すれば、PC上でじっくりと練ったツーリング計画をアプリ上で呼び出し、最新の交通情報に合わせてナビゲーションを開始することができる。
■アプリダウンロード
iOS: https://itunes.apple.com/jp/app/id958072896?mt=8
Android OS: https://play.google.com/store/apps/details?id=com.navitime.local.bike
■ツーリングサポーターWeb:https://web.moto.touring.navitime.jp/
情報提供元[ ナビタイムジャパン ]
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