イタリアのバイクデザイナー「オベルタン・ベッツィ」氏(外部サイト)が、ホンダ・CRF1100Lアフリカツインをベースとしたバリエーションモデル「シルバーウイング1100」のコンセプトアートを発表した。ホンダによる「レブル1100」「ホーク11」「NT1100」などの、同系列エンジンをもとにしたバリエーションモデルにインスピレーションを受けたこのデザインは、日本のファンにとっても強烈に魅力的なコンセプトだ。

クラシックツアラー「GL1100シルバーウイング」はかつて見たフラッグシップの姿!

オベルタン氏はビモータ、ドゥカティ、ロイヤルエンフィールドといった欧州メーカーを中心に活躍するデザイナーで、現在も精力的に多様なジャンルのバイクデザインを発表している。

今回発表された「シルバーウイング1100」は、近年ホンダによりCRF1100Lアフリカツイン採用の1,082cc水冷並列2気筒エンジンが、様々なキャラクターのバリエーションモデルとして展開されていることに触発されたもの。同一エンジンをベースとしながら、NT1100はスポーツツアラー、レブル1100はクルーザー、ホーク11はネオクラシックカフェレーサーと、様々なジャンルで魅力を発揮できるこのエンジンをもとに、ホンダの誇るツアラーシリーズ「ゴールドウイング」をネオクラシックに仕上げたのが今回のコンセプトだ。

 

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イタリアのバイクデザイナー、オベルダン・ベッツィ氏によって描かれた「シルバーウイング1100」コンセプトアート。ネオクラシックツアラーとでもいえるだろうか。レブル1100をベースとしていることからも非現実的な雰囲気はなく、リアルなモデルにさえ見えてくる!

 

氏はこのコンセプトにほとんど解説をしていないが、スタイリングのモデルはレブル1100となっている様子。実際、フレームや足回り、排気系統などはレブル1100そのまま。しかし大きなデザイン上のポイントは、クラシカルな形状のハーフカウルと大型のアップハンドル、そして肉厚のロングシート。これらの特徴は1980年に発売された、「GL1100ゴールドウイング」インタースチュートモデルをベースとしているようだ。

直線的なカウルデザインやソファーシートは現代のゴールドウイングとは全く異なるが、シックなブルーのカラーリング(ホーク11と同カラーをイメージしている?)も相まって、非常にモダンなデザインにまとめられている。水平対向4気筒のエンジンを搭載していたゴールドウィングに対して、ツインとなったため「シルバーウイング」という洒落のきいたネーミングも面白い! こんなバリエーションが現実になれば、ネオクラシックの世界に新たなカテゴリーが開拓されるかも?

 

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1974年に初登場したホンダのフラッグシップツアラー「ゴールドウイング」。1980年に1085ccにパワーアップし、フルカウルとパニアケースを装備したインタースチュートモデルが発売。現代の流線形のゴールドウイングシリーズとはまったく違うデザインだが、レトロなラグジュアリーさは存在感抜群だ。

 

 

情報提供元 [ Oberdan Bezzi(海外サイト) ]

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