金融庁は自動車損害賠償責任保険審議会において、2023年4月からの自賠責保険料金が引き下げられることを発表。自動車事故が減少傾向にあり損害率が黒字となっていることから、全車種で平均11.4%の値下げが決定した。

バイクの値下げ率は最大10.5%

すべての自動車、原付の運転時には加入が義務付けられている自賠責保険。その金額は加入時の業者を問わず、国により一定に定められているが、交通事故の発生数や保険の収支に伴って金額の定期的な見直しが行われている。2021年にも自賠責保険は交通事故の減少などによる収支の良さから値下げが行われたが、今年も事故件数の減少によって更なる引き下げとなった。先進技術の実用化が急速に進むことで、従来以上に交通事故が抑制されていることが原因とされる。

気になるバイクの値下げ率は、小型二輪(250cc以上)が最大6.6%、軽二輪(126cc~249cc)が最大10.5%、原付(125cc以下)が最大4.0%。最も大きな割引率となった軽二輪では、3年間の加入で現在の1万1960円から1万710円となり、1250円の値下げとなる。

バイクの値下げ率一覧(現行 → 2023年4月以降(値下げ額))

値下げ率と金額 小型二輪(250cc以上) 軽二輪(126cc~249cc) 原付(125cc以下)
12か月 7270円 → 7010円(-260円) 7540円 → 7100円(-440円) 7070円 → 6910円(-160円)
24か月 9270円 → 8760円(-510円) 9770円 → 8920円(-850円) 8850円 → 8560円(-290円)
36か月 11230円 → 10490円(-740円) 11960円 → 10710円(-1250円) 10590円 → 10170円(-420円)

情報提供元 [ 金融庁 ]

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