
バイク、クルマに関わらず、夜間走行時のライトはロービームが基本で、対向車や前走車がいなくて街灯が少ない暗い道の時だけハイビームにするのが常識というかマナーだと思っていた……ら、「夜間走行は原則的にハイビームが基本」と法令で決まっている。みんな知ってた!?
●文:伊藤康司 ●写真:カワサキ、ホンダ、ヤマハ、スズキじつは昔から「夜間は原則ハイビーム」
ハイビームの方が遠くまで照らすから夜間の視認性が良いのは当たり前。とはいえ対向車や前走車が眩しいから「基本ロービーム」で走っている人は多いだろう。しかし道路交通法では、夜間走行時は適切にハイビームを使っていないと、ライトを点けていない『無灯火違反』が適用されることもあるという(違反点数と反則金あり)。
道路運送車両法の保安基準ではハイビームを「走行用前照灯」、ロービームを「すれ違い用前照灯」と呼ぶ。その名の通り、原則的にハイビームを使い、対向車など他の車両と行き違う時だけロービームを使う、ということだ。
こちらも道路交通法では「ほかの車両と行き違う時」や「他の車両等の直後を進行する場合」などにはきちんと減光(ロービームに切り替える)しないと『減光義務違反』になるのだ(反則金アリ)。
要するに夜間は『無灯火違反』と『減光義務違反』にならないように、かなりマメにハイビームとロービームを切り替える必要があるのだ。
情報提供元 [ WEBヤングマシン ]
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