
最大400ccまでのバイクに乗れるのが「普通二輪免許」です。ちなみに昔は“中型免許”(中免)と呼ばれていました。
125cc超は高速道路を走行でき、さらに400ccクラスになると公道でのパワーは十分であることから、街乗りからツーリングまで万能に使えるバイクと言えるでしょう。
ミッション車(手動式クラッチ付き)が運転できる「限定なし」の免許と、クラッチレバー操作がないバイクのみ運転可能な「AT限定」の免許の2種類があります。
目次
免許区分詳細
●年齢:16歳以上
●高速道路の走行:OK
●2人乗り:OK。ただし、運転者が普通二輪免許取得後1年以上経過していること。
高速道路の場合は「20歳以上かつ普通二輪免許取得後3年以上経過していること」が条件。
●法定速度:60km/h(一般道)
●二段階右折:不要
●取得費用:原付免許のみの場合。
※教習所や運転免許試験場に支払う費用の合算で、教習所や地域によって料金は異なります
<限定なし>約17万円前後~
< AT限定 >約15万円前後~
<一発試験>(受験料2,600円+試験車使用料1,450円)✕受験回数 となります。
合格後、免許証交付料2,050円+取得時講習受講料16,200円※ が必要です。
※取得時講習の一部または全部が免除の場合もあり。
普通自動車免許を所有していれば学科試験が免除されるため、その分費用は安くなります。
特徴
免許が若年層(16歳以上)で取得可能なため、二輪の中では原付免許に次いで取得者の多い免許区分となります。
日常生活で利便性の高い125ccクラスや選択肢の多い250ccクラス、よりパワフルな400ccまで、用途に応じて幅広くよりどりみどりな車両選びができることが最大の魅力です。
またこの免許区分の特徴の一つとして、排気量によって車検の要・不要が別れていることが挙げられます(道路運送車両法)。
どんなバイクに乗れるのか?
【車検不要】街乗り最強!お手軽ハイパワー<126cc~250cc>
道路運送車両法で軽二輪(二輪の軽自動車)に分類されるこのクラスは、車検がありません。
購入時の初期費用やその後の維持費が安く、経済的負担が比較的少ない手軽さがポイントです。
それでいて原付のような速度制限はなく、しかも高速道路にも乗れてしまうという汎用性の高さも魅力です!
このクラスでは、扱いやすいレブル250が大人気。
スポーティでカッコイイNinja ZX-25R、YZF-R25などのフルカウルモデルも支持されています。
そしてビッグスクーターのラインナップが豊富なところも嬉しいポイントです。
【人気のMT車】
【人気のAT車】
【車検必要】免許区分の最大排気量!<251cc~400cc>
このクラスから2年ごとの車検が発生します。
軽二輪よりコストはかかるものの、排気量が大きくなる分走りに余裕が生まれます。
免許取得可能最低年齢(16歳)で乗れる最大排気量であり、大型バイクへの登竜門でもありますね。
400cc前後のクラスはSR400、CB400SFといったロングセラーが生産終了したものの、シブいデザインのGB350/Sが大ヒットしています。
【人気のMT車】
【人気のAT車】
まとめ
いかがでしたか?
高速道路で走れる、車検があるなど、原付や小型に比べよりオートバイらしさが色濃く出てくるのが、この普通二輪の免許区分です。
原付免許も同じ16歳で取得可能ですが、同年齢で乗れる最大排気量でもある400ccは、それ自体が普通二輪免許を取るモチベーションになる場合も少なくありません。
またライフスタイルやメインの用途などにより幅広い車種から選ぶことができ、費用を考慮した選択も可能です。
免許取得の初期費用はかかりますが、普通二輪免許はより広くより遠くまで、あなたの活動範囲とバイクライフの幅を広げてくれることは間違いがないでしょう。
さて、あなたはどんな基準でバイクを選びますか?
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普通自動二輪免許は上限を650ccにしてほしいですね!