
一般社団法人「日本二輪車文化協会(AMAC)」が主催する「バイクオブザイヤー2022」にて、「ベストバイクオブザイヤー」にホンダ「ダックス125」が選出された。「日本バイクオブザイヤー」委員会による選考と一般WEB投票によって決定されるこの賞は、2022年発売機種の中で、最も人気・機能・デザイン等を評価されたモデルを評価するもので、小型二輪部門ではカワサキ「Z900RS 50th Anniversary」、軽二輪部門では「Ninja ZX-25R SE」、外国車部門では「スポーツスターS」、電動部門には「ジャイロキャノピーe:」がそれぞれ最優秀金賞を獲得となった。
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原付部門でも「ダックス125」が最優秀を獲得! 軽二輪部門はZX-25R連覇
日本二輪車文化協会による「バイクオブザイヤー」選考は2018年に初開催。Z900RSが最優秀賞を飾り、その後2019年には「スーパーカブC125」、2020年は「CT125ハンターカブ」2021年は「ZX-25R」が「日本バイクオブザイヤー」を受賞した。今年度は最優秀賞の名称が「ベストバイクオブザイヤー」に変更されたが、評価は例年通り「その年の人気・機能・デザイン等に優れたオートバイをWEBによる一般投票と審査委員による投票の合計ポイントが一番高かった車両」という基準で決定されている。
「ベストバイクオブザイヤー」となったダックス125は、今年3月に初公開・9月から実販売が開始されたホンダの原付二種モデル。往年の「ダックス50」のスタイルをモダナイズし、タンデムやツーリングにも快適な125ccのパワフルなエンジンを装備したダックス125は、発売から2ヵ月で1年分の予約が埋まってしまうほどの大反響を呼んだ。

2022年を代表するバイクに輝いたのはホンダ・ダックス125。独特なスタイリングそのままでの復活は大きな話題となった。発売日の延期による遅れもあったが、予約は1年分の生産予定数8000台があっという間に埋まってしまう大人気さだ。
このほか、軽二輪部門ではカワサキ「ZX-25R」が今年で3度目となる連続入賞となり、小型二輪部門でもカワサキ「Z900RS 50thアニバーサリー」モデルが最優秀賞に選出。根強いファンのいるカワサキ人気は衰えない状況だ。また、外国車部門ではハーレーダビッドソン「スポーツスターS」が最優秀となり、昨年から創設された電動部門ではホンダ「ジャイロキャノピーe:」が最優秀賞となった。どちらも歴史あるモデルながら大幅なモダナイズ化で話題となった期待のニューモデルであり、世間からの期待を集めていることに間違いない。

多数のエントリーの中から各クラスの最優秀車両が選出された。特に2021年に新設された電動部門のエントリー数は他クラスをしのぐ22車種という激戦となった。
受賞車種一覧
ザ ベストバイクオブザイヤー2022
※原付部門「最優秀金賞」同時受賞
ホンダ:ダックス125
原付部門
金賞
ホンダ:スーパーカブ110
ヤマハ:NMAX ABS
軽二輪部門
最優秀金賞
カワサキ:ZX25-R
金賞
ホンダ:レブル250 Sエディション
スズキ:Vストローム250 ABS
小型二輪部門
最優秀金賞
カワサキ:Z900RS 50thアニバーサリー
金賞
カワサキ:Ninja H2 SE SX
ホンダ:CBR1000RR-R
外国車部門
最優秀金賞
ハーレーダビッドソン:スポーツスターS
金賞
ハーレーダビッドソン:ナイトスター
ドゥカティ:ストリートファイターV2
電動部門
最優秀金賞
ホンダ:ジャイロキャノピーe:
金賞
BMW:CE 04
ヤマハ:E-Vino

過去の受賞実績は表のとおり。カワサキとホンダの大賞争いに、今年はホンダが白星をつけた形だ。WEBによる一般投票は例年夏頃に開始されるため、これぞ!というモデルがあるなら投票開始のニュースに気を付けていてほしい!
情報提供元 [ AMAC ]
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