
NEXCO西日本は、管轄内の高速道路料金所のうち、従来は一般料金所だった11ヵ所をETC専用化すると発表した。これにより従来、現金で往来できた料金所は通過ができなくなる。システムの変更は2023年春からが予定されており、NEXCO西日本は今後、標識看板を設置して周知をねらうという。
ETC専用料金所の設置はNEXCO西日本管内で初
国土交通省、及び全国の高速道路会社6社は、持続可能な国土幹線道路システムを構築していくために、料金所のキャッシュレス化・タッチレス化を推進する方針を固めている。今回のNEXCO西日本による一般料金所のETC専用化はこの方針に従ったもので、管内では初めての試み。
ETCの利用率は年々拡大しており、国土交通省の発表によれば2022年9月時点の全国利用率は94.1%。ただし、バイクを含む軽自動車に限ると84.5%となっており、いまだ一般利用の需要も存在している。特にバイクではETC車載器の搭載率が自動車ほど普及していないと言われているが、今後は全国的にいっそうのETC推進が進んでいくなか、ライダーも積極的な情報収集が必要となるだろう。
2023年春ETC専用化箇所

全国各地で料金所のETC専用化は進んでいるが、NEXCO西日本での設置は今回が初めて。観光やツーリングでの利用時は注意が必要となる。
E1A 新名神高速道路:茨木千提寺
E89 第二京阪道路:城南宮南(入口)
E89 第二京阪道路:伏見(入口)
E89 第二京阪道路:交野北(入口)
E74 浜田自動車道:瑞穂
E11 高松自動車道:津田東
E32 徳島自動車道:美馬
E56 高知自動車道:伊野
E76 今治小松自動車道:東予丹原
E10 東九州自動車道:都農
E34 長崎自動車道:多久
告知看板の設置
2022年11月現在、一般料金所として利用されているこれらの箇所では、今後「ETC専用」の標識掲示板を設置し、非ETC搭載車両の誤侵入がないよう告知する。

高速道路本道、一般道の両方に、案内用看板が設置される予定だ。
情報提供元 [ NEXCO西日本 ]
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