
レッドバロンが主催したメディア向け試乗会。今回のテーマは数万キロの距離を走った「過走行」の車両と、1万キロ程度しか走っていない「低走行」の車両の違いを体験すること。一般的に「走行距離が多い=コンディションが悪い」という認識を持っているライダーは多いが、果たしてそれは事実なのだろうか?
そこでトップクラスのスタントライダー「OGA」が走行テストを実行! お得意のエクストリームなテクニックを駆使して検証する。結果はいかに……!?
目次
OGAチャンネルとは
スタントライディング歴16年、海外参戦期間8年のスタントライダー(エクストリームライダー)小川裕之の活躍するYoutubeチャンネルが「OGAチャンネル」だ。世界トップレベルのエクストリーム・ライディングスキルを駆使し、さまざまなバイクのインプレッションやテストライディング動画を公開中。チャンネル登録者数10.4万人(2022年7月)を数える、日本を代表するプロライダーインフルエンサーだ!
Youtube → OGAチャンネル
Twitter → OGAチャンネル@MotoXtremeOGA
Facebook → OGA Hiroyuki Stunt Rider 小川裕之
Instagram → OGAチャンネル:小川裕之
2台のMT-03、どっちが「整備不良」?
今回、OGAがテストするのは2台のヤマハ・MT-03。どちらも中古車両だが、片方が「整備不良=乗りっぱなし」の状態、もう片方はレッドバロンの「譲渡車検」がついた整備済車両。また、走行距離も片方は過走行なレベル、もう片方は標準的なものとなる。
1台目はベストコンディション!「低走行、整備済み」で間違いない!?
最初にまたがった1台、ブレーキやクラッチなどの操作性は全く問題なく、いきなり「これが低走行車かな?」と走り出す前からイメージを持ったOGA。アクセルやクラッチの劣化がなく、気持ちがいい操作感にテンションもアガり、ホームストレートでも全力のウィリー! そしてストッピー、スタンディングスティル、アクセルターンなどのハードなアクションを連発。非日常的なアクションだからこそ、車体に不具合があったらすぐに察知できるという。ここでもやはりキレのいい車体の応答に、「低走行、整備済みの車両ですね!」とニッコリ。
走行距離はテスト中にわからないよう、テープで目隠しされている。それでもOGAは「これは間違いなく低走行!」と自信まんまん。それだけアクセルやクラッチのキレがよく、不安がない状態なのだ。
テストコースのホームストレートでも激しいウィリー。スタント用カスタムなどまったくない、ノーマル車両でも軽々! エクストリームライダーがテストするとなれば、通り一遍のライディングに終わるわけがない。
バツグンの安心感でスタンディングスティルも決めた!
アクセルターンも軽快に連発! OGAのテクニックと、ベストコンディションの車両が嚙み合ったアクション。
2台目はあらら……乗車前から問題アリ!
2台目をチェックしたOGAはすぐに問題点を指摘。チェーンが錆びている! またがってみてもアクセルの感覚が落ち着かず、走り出す前に立ち止まってしまうほど。もちろんスタントライディングは難しいコンディションの車両だったため、コースを数周したところですぐに戻ってきてしまう。「こっちが不具合のある車両ですね」と断言。「走行距離も伸びて、未整備の状態ではないでしょうか!」
2台目は走り出す前から違和感を覚えるOGA。不安な面持ちでコースイン。「アクセルが重い……」
チェーンには赤錆びが。基本的な整備がされているならば、こんな状態にはならない!
コースインしてもアクセルの違和感に慣れず、アクセルのツキにも不安が。スタントライディングに挑戦するのも難しい状態だと判断したOGAは数周でテスト終了!
気になる回答は……!?
1台目の車両が「低走行、整備済み」2台目の車両が「過走行、未整備」と判断したOGA。メーターに貼ったテープをはがし、緊張の答え合わせだ!
自信まんまんで1台目を推すOGAだが……!?
気になる回答はYoutubeでチェックだ!
「走行距離=コンディション」は間違い!
「過走行の車両は不安」という人も多いだろうが、実際のところ車両の走行距離=コンディションではない。すべては日頃のメンテナンス、そしてショップの整備によって変わるもの。
逆に低走行距離の車両でも、メンテや整備が不十分、ましてや乗りっぱなしではコンディションが最悪になることも。バイク選びでは整備やメンテナンスに信頼のおけるショップを選ぶことも大事なポイントだ。
レッドバロンの「譲渡車検」はベストコンディションのあかし
でも、どうやってショップを選んだらいいんだろう? と思ったライダーは、保証やケアの行き届いたレッドバロンの「譲渡車検」付き車両をセレクトするのはどうだろうか。今回OGAがテストした車両も、レッドバロンの「譲渡車検」の検査をクリアしたベストコンディション。車両の走行距離にかかわらず、不安のないライディングを楽しめることが確認できた。
「譲渡車検」の検査項目は8種類で、
➀フレームが安全であること
➁リコールの未実施項目がないこと
➂部品調達が可能であること
➃基幹部品に異常がないこと
➄スピードメーターに異常がないこと
➅違法改造箇所がないこと
➆必要書類が揃っていること
➇装着マフラーが適法であること
の項目が漏れなくチェックされる。これをクリアした車両を「譲渡車検付き中古車」として認定。レッドバロンでは自社開発の「コンピュータ総合診断機ACIDM(アシダム)」でフレームのゆがみまで徹底的にチェック。
レッドバロンでは車両点検のために専用の「システムリフト」も用意している。基幹部品に異常がないか全方向からのチェックを行い、点検項目は84項目にも及ぶ! また保安基準、法令への適合という視点での検査も欠かさない。
メーカー保証の終わった中古絶版車は、整備したくても部品がなくて泣く泣く断念……といったことも心配だ。しかしレッドバロンでは中古パーツの確保などに長年取り組んでおり、メーカーの部品在庫義務期間を過ぎた車両でも最長3年間の「修理保証」を付けて販売している。
情報提供元 [ RED BARON ]
この記事にいいねする