ジクサー 250 2021年式 (250cc)
オーナー:ナイトロさん

ウェビックミュニティに投稿されているMYバイクの中から、「ナイトロ」さんが今乗っているバイク、ジクサー250をご紹介します。

1985年のGSX-R750でスズキが初採用した油冷システム。走行にも使うエンジンオイルでシリンダーヘッドを冷却するため、水冷に必要なラジエターや冷却水が不要となり軽量化に有利な冷却方式でした。

GSX-R750はそれだけでなく、当時の大型バイクでは鉄フレームが常識だったところにアルミフレームを投入して、全日本選手権でヨシムラがタイトルを獲得するなどレースで大活躍した記念碑的モデルとなりました。まさにバイクにおいて軽量化は武器。それを体現したのが油冷とアルミフレームだったのです。

そして、スズキが令和に油冷システムを復活。ジクサー250とジクサーSF250が全く新しい方式の油冷エンジンを採用しました。新油冷は、従来のシリンダーヘッド上にオイルを吹き付ける方式から、燃焼室まわりをオイルが循環する方式に変更。1980年代当時から解析技術や加工技術が進んだことで実現した効率のよいシステムです。

オーナーの「ナイトロ」さんが長所としているように新油冷の武器も以前と変わらず軽量なのが武器。装備重量154kgと水冷並列2気筒250モデルより15kgほど軽量に仕上がっています。

▲ジクサー250の油冷エンジン。SOHC4バルブ250ccとコンパクト化に有利なバルブ方式ですが、ウォータージャケットがない分よりコンパクトに見えます。

▲新油冷方式であるSOCSはシリンダーヘッドの周辺をエンジンオイルが循環するようにオイルラインが通っています。

▲1985年のGSX-R750の油冷エンジン。オイルをシリンダーヘッドの上に吹き付けています(黄色の部分がオイル)。故・横内悦夫氏の軽量化への執念が生んだ技術です。

<MYバイクコメントより>
■購入動機
車校でスーフォアくんに惚れ、「最初に乗るならネイキッド」と決断。
その後、値段と軽さと青さが決め手となり購入。
今は週1で2~300km程度の日帰りツーリングに行ったり行かなかったりしています。
交通状況次第では容赦なく高速も使う派。
■長所
・とにかく軽い
装備重量154kgという軽さがジクサー250最大の武器。
この軽さを上回る250ccの主要現行モデルはCB250Rとオレンジのあいつとオフ車勢しかいない。
200kg近い教習車のスーフォアくんに比べると感動するくらい軽い。
軽く傾けるだけでしっかり曲がれるので、ワインディングにも不安感がない。
取り回しも極めて楽チンで、体感的にはほぼ「ちょっとデカい原付」くらいのノリ。
・油冷エンジンが優秀
冷却方式ばかりが注目されがちな新型の油冷エンジンだが、「高回転まで回せば回しただけ回る」というフラットな特性が魅力。
積極的にスロットルを開け、リア荷重を感じながら元気よくコーナーを立ち上がっていくのが非常に楽しい。
・RPMインジケータが便利
設定した一定以上の回転数になった際にランプの点灯or点滅でお知らせしてくれる機能。
調子に乗って景気よくバンバン回してると簡単に10000回転を超えてレッドに入ってしまうエンジンのため、
これで自分に釘を刺しておけるのが便利。7500程度で光るように設定しておくと、ピークパワーを発揮する7300回転前後をうまく使う事ができる。
また、5000回転以下を厳守する必要がある慣らし運転中にも便利。
・足付きが良い
身長178cm+股下80cm+GOLDWINのGベクターシューズを履いた状態で両踵までベタ付き。
シート高800mmという数字は結構ビビるが、エンジンや車体がかなりスリムで真下に足を出せるため、数字ほどの厳しさはない。
跨らせてもらった印象では、同じ800mmのVストロームの方が確実にキツかった。
・ヘッドライトが明るい
ジクサーを象徴するなんとなくヘンテコな形状のLEDヘッドライトだが、
その見た目に違わず光量は非常に高い。ロービームでも100mは届いているような気がする。
街灯の少ないであろうインドでの走行を念頭に置いているからだろうか?
・青い
2021年式から追加されたトリトンブルーメタリックがカッコいい。
近所のイオンなんかに停めるとそりゃもうメチャクチャに目立つ。
最近のスズキの「とりあえずなんでもエクスターカラーに塗ったれ」の精神、嫌いじゃない。

・安い
中古まで高騰しがちな最近の250cc界隈で、新車45万アンダーはなんだかんだ非常にデカい。いや本当に…
■短所
・横風に弱い
軽いせいで横風にはかなり弱い。
ベイブリッジの上などを走ると笑っちゃうくらい横にズルズル流される。
車校のシミュレーターで横風に煽られる体験をした時は「こんな大げさな…」と思ってたけど、ジクサーだとマジであの通りになります。
・電子制御なし
モード切替?トラコン?アシストスリッパークラッチ?ねえよそんなもん…
搭載が義務付けられているABS以外は電子制御やその他装備は一切ない。
さらに単気筒エンジンの特性上、とにかく入力した通りの出力しかしてくれないため走りに関しては一切の誤魔化しが効かない。
ワインディングで変な加減速や曲げ方をすると一発で走行ラインがガッタガタになるよ!
・その他、全体的に隠せないチープ感
ハザードの省略等、コストカットの痕跡が各所にみられる。
まあその分メチャクチャ安いから文句は言わへんのやけどなブヘヘヘ
・リアサスが標準設定でやや硬め
高速の継ぎ目などに進入した時にどうしても突き上げ感を感じる。
自分はデブなのでこれくらいで丁度いいが、標準体型の人はプリロードを下げた方がいいかも
■アドバイス
生産工場のあるインドが現在コの字で大変な事になっているため、日本には現在全然タマが入ってきていない(らしい)。
近所のバイク屋で展示してあるのを見かけたら相当運がいいので通帳と印鑑を握りしめてGOだ。

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