カワサキモータースジャパンは、京都機械工具(KTC)と共同開発したIoTを活用した次世代二輪整備サポートシステム「KMSS(Kawasaki maintenance support system)」を全国のカワサキプラザに導入することを発表した。

「KMSS」は、整備記録簿の電子化、ねじの締め付けトルク値の自動設定、記録簿へ自動記録を行い、点検作業の正確性やスピードアップ、安全の見える化と作業の効率化、品質の均一化が可能となった。

KMSS(Kawasaki maintenance support system)とは

「KMSS」は二輪整備の高度化、多様化に対し、IoTを活用した次世代二輪整備サポートシステムであり、安全・安心なモーターサイクルライフをユーザーに届けることを目的に開発しました。(KTCより特許出願中)

・整備記録簿の電子化
・車種ごとに異なるねじの締め付けトルク値をサーバーからダウンロードし、締め付け作業時に自動設定
・自動設定した目標締め付けトルク値に対してスマートセンシングデバイスで測定した正確な値を記録簿へ自動記録

▲KMSS使用イメージ

KTC「TRASAS for AUTO」シリーズの「トルクル・タイヤデプスゲージ・ブレーキパッドゲージ」により、点検作業の正確性やスピードアップにより安全の見える化と作業の効率化、品質の均一化が可能となりました。

▲KMSSとトルク使用

▲KMSSとタイヤデプスゲージ

▲タイヤデスプゲージ

TRASAS(TRAceable Sensing and Analysis System)for Autoとは

車両整備工場の点検・整備業務における工場全体の「安全、快適、能率・効率」を向上させる、KTCの「TRASAS」シリーズの中でも、車両整備に特化したラインナップ「TRASAS for AUTO」。ハードウェアである測定具+システムソフトウェアからなり、測定具で測定したデータを無線でシステムソフトウェアへ転送。ボルトを締め付ける力「トルク値」、タイヤの溝やブレーキパッドの残量など、これまで点検時に測定した値を手書きで記録簿に記入、その後パソコンへ手入力していた作業を自動化し、データの信頼性を向上させるとともに、作業の効率化を図ります。さらに、こうしたデータを顧客管理に活用することで、顧客の満足度向上や再来店につなげるなど、アフターマーケットのさらなる安全と作業品質の向上を実現します。

情報提供元 [ カワサキモータースジャパン ]

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