■参戦レース:ボルドール24 時間耐久
■サーキット:ポールリカールサーキット/ フランス
■開催日:2021年9月18・19日
■チーム名:Webike SRC Kawasaki France TRICKSTAR
■ライダー:ジェレミー・ グアルノーニ / エルワン・ニゴン / ダビド・チェカ
■監督:ジル・スタフナー
■結果:予選 6位  決勝 リタイア

好スタートを切りオープニングラップから2位にジャンプアップする。

6番グリットからWebike SRC Kawasaki France TRICKSTAR (以下、#11号車)はスタートライダーのグアルノーニ選手が好スタートを切り、オープニングラップから4つポジションを上げて2位で通過する。

各メーカーのトップチームを相手にレースの主導権を掛けたバトルを展開

3周目には#11号車を駆るグアルノーニ選手はトップに立ち、レースをリードしていく。その後#1号車、#5号車、#7号車、を相手にKawasaki,Suzuki,Honda,Yamahaの国内4メーカーのトップチームが勢ぞろいとなるバトルを展開していく。
決勝スタートから1時間を経過したころにはエルワン選手が3位につけ、しっかりとトップを見据えて走行していく。

2位に浮上!!ファステストラップを記録しながらトップを猛追する。

レースが2時間を経過する頃、再び2位に浮上する。ファステストラップを記録しながらハイペースで周回を重ねていきトップを走行する#1号車との差を徐々に詰めていく。

ナイトセッションの気温低下に合わせきれず3位にポジションダウン

レース開始から5時間が経過しレースはナイトセッションに突入する。急激な気温と路面温度の低下への対応が遅れてしまいタイヤの消耗が激しくなりペースが思うように上がらなくなる。これによりポジションを3位に落としてしまう。
しかし前を行く2台は射程圏内。しぶとく戦い、良い流れを引き戻せるように集中してレースを進めていく。

エンジンに致命的なトラブルが発生してしまい無念のリタイアとなる。

レースが7時間を経過したころ。ライダー交代をしてコースに出ていったばかりのグアルノーニ選手がマシンの不調を訴えて緊急ピットインをする。チームはレースに復帰するために急いで修復作業を始めるが・・・
エンジンに致命的な破損が見つかってしまい、残りの時間を走り切るのは不可能と判断しここでレースを終える決断をした。

スーパーバイザー 鶴田竜二 コメント

世界耐久選手権シリーズのタイトルを勝ち取るうえでとても重要なボルドール24時間耐久ロードレースに我々はチャンピオンシップをリードするポイントリーダーとして、この大事な一戦に臨みました。
前戦、ポルトガル12時間耐久で優勝目前のところでアクシデントに見舞われ2位になったという悔しさから、今回のレースで雪辱を晴らすべく、チームは積極的にトップを意識したレースメイクを行いました。
スタートライダーのグアルノーニ選手は素晴らしいスタートを決めオープニングラップに4つポジションを上げて2番手でコントロールラインを通過し、3周目にはトップを奪い、その後も積極的な走りでレースをリードする形でファーストスティントを終えました。
エルワン選手や、チェカ選手も非常に高いコンセントレーションを見せチームはハイアベレージのレース展開を行い、終始優勝争いを展開していきました。
しかしレーススタートから7時間に差し掛かったところで、マシントラブルが発生し、そのままレースを終えるという信じられない事が起こり、我々のレースは完走すら出来ない状況となってしまいました。とても残念でした。
レース序盤からマシントラブルでレースを終えるまで、優勝争いが出来ていただけに今回のリタイヤは悔やんでも悔やみきれないのですが、これもレースです。

今回のレースはランキング上位につけるチームのほとんどがエンジントラブルでリタイヤとなり、ストレート区間が長くエンジンの負担が大きい、ボルドール24時間耐久を走り切りゴールするという事は、とても難しい事だと再認識させられました。
次回のレースに向け対策を施し、再び高みを目指して取り組んでいきたいと思います。
最後の最後まで勝利を目指して行きます。
今回のご支援、ご声援を頂いた全ての皆様に感謝致します。

情報提供元 [ Webike Motosport ]

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