
2021年末前後に日本での発売を控えているヤマハの新型YZF-R7に、2022年モデルとして白×赤のスピードブロックカラーが欧州と北米で発表された。1961年5月から始まった世界グランプリ参戦の60周年を祝うカラーリングに加え、特別な60周年エンブレムやゴールドカラーのホイールなどの採用で際立った存在になっている。
YZF-R7以外にYZF-R1MやYZF-R3、YZF-R125にも特別カラーが設定された
北米でのこのカラーリングの正式名称は「YZF-R7 World GP 60th Anniversary Edition」。他にもベーシックグレードのYZF-R1にも同仕様が設定された。欧州では「R7 World GP 60th Anniversary」という名称で、他にはR1MやR3、R125がラインナップされた。
60周年記念車の欧州でのデリバリーは11月から開始されるが、日本では現在未発表。情報によると新型YZF-R7は国内では年末か年始頃に発売になり、この世界グランプリ参戦60周年記念仕様も同時にリリースされるという。
これで国内のYZF-R7のカラーバリエーションは、すでに海外で発売されている青、黒に加えて白×赤の3色展開になることが濃厚で、価格は通常カラーが税抜きで100万円以下、60周年車は同100万円程度と予想される。ちなにみ、北米での価格は通常カラーが約98万4500円(8999ドル)、60周年記念車が101万7000円(9299ドル)で、価格差は約3万2800円(300ドル)となっている。
▲MT-07ベースの689cc並列2気筒エンジンを搭載して登場する新型YZF-R7に設定された世界グランプリ参戦60周年カラー。ヤマハ伝統のストロボカラーが鮮やかだ。
▲スタンダードの新型YZF-R7。こちらはメインカラーのアイコンブルー。
▲スタンダードの新型YZF-R7は、ブルーとヤマハブラックの2種類がラインナップ。
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▲ダクトの入口にモノフォーカスライトを置いた新型R7。ゼッケン部分に黄色のカラーがアクセントだ。
▲両サイドにダクトを設けたシートカウルにも赤のラインとロゴを配置。
▲センターカウルのスピードブロックパターンが、このカラーリングのキモとなるデザインだ。
▲メインフレームはMT-07のスチールパイプと共通となるが、違和感なくフルカウル化している。
▲YZF-R7のフロントフォークは径41mmの倒立フォークに換装されている。
▲60周年記念車は前後ともゴールドのホイールを採用している。
▲60周年記念車は左からYZF-R1/M、YZF-R7、YZF-R3、YZF-R125に設定されている。日本ではYZF-R25にも設定されるだろう。
欧州仕様「YZF-R7」主要仕様諸元
全長×全幅×全高 | 2,070mm×705mm×1,160mm | |
---|---|---|
シート高 | 835mm | |
軸間距離 | 1,395mm | |
車両重量 | 188kg | |
原動機種類 | 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ | |
気筒数配列 | 直列2気筒 | |
総排気量 | 689cm3 | |
内径×行程 | 80.0mm×68.6mm | |
圧縮比 | 11.5:1 | |
最高出力 | 54.0 kW (73.4 PS)/8,750rpm | |
最大トルク | 67.0N・m(6.8kgf・m)/6,500rpm | |
始動方式 | セルフ式 | |
燃料タンク容量 | 13L | |
燃料供給方式 | フューエルインジェクション | |
タイヤサイズ(前/後) | 120/70ZR17M/C (58W) / 180/55ZR17M/C (73W) (前後チューブレス) |
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