
NS-1 1994年式 (50cc)
オーナー:鹿男爵さん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクの中から、「鹿男爵」さんが今乗っているバイク、NS-1をご紹介します。
NS-1は、1991年にホンダが発売した2ストロークスポーツモデルです。中型モデルと同じ前後17インチホイールを採用したフルサイズの50ccモデルで、NS50Fの後継機にあたります。これの最も特徴となるのがタンク部分に設置された収納スペースで、フルフェイスヘルメットを収納することができます。
当時NSR50で12インチレーサーレプリカの牙城を築いていたホンダは、フルサイズ50ccスポーツの新型を開発するにあたって、ライバル車にない魅力を打ち出すことを最も重要視しました。若者に市場調査を重ねた結果「カッコよくて、手軽であること」が条件となり、メットイン機能が採用されました。また、これには伏線があります。
実は、NS-1にはコンセプトモデルに当たるメットインスポーツがあり、1989年8月に公開されています。「PR-0」と呼ばれるモデルで、スクーターのCVTユニットを搭載した2ストローク50ccスポーツです。「意外にもフルフェイスがすっぽりと入る、メットイン・ラゲッジスペース。アルミキャストホイールやチューブレス扁平タイヤ。フロント・リアディスクなどなど。アクティブな都会の若者のハートを射抜く、小粒のスパルタンスポーツ」という解説でHondaウェルカムプラザ青山に展示されました。
PR-0は、ホイールサイズや変速方式以外はNS-1と同じコンセプトのモデルと言えます。しかも1990年に発売されたメットインスポーツの先駆けと言われるスズキのアクロスよりも先に公開されているので、元祖はホンダとも言えるのです。ホンダは、現在でもNC700/750シリーズでメットインスポーツの販売を継続していますがその原点と言えるコンセプトモデルです。
▲1991年に発売されたNS-1はNS50Fの2スト単気筒に新設計のチャンバーなどを投入。センタートランクは24Lの容量を確保しています。1995年型から丸目2等の後期型へ移行します。
▲1989年8月に青山ホンダ本社のイベントスペースで公開されたPR-0。前後ホイールは10インチなのでNSR50よりも小さめ。元々はNSR50をメットインにしようとした!?
■購入動機
NSR50を探していた時に会社のオジサンから息子が乗らなくなったNS-1なら
あるよと言われ、それなりくたびれていたNS-1を譲り受けました。
全バラしてレストアして仕上げました。
■長所
・フルカウルなのにメットインBOXがあるので荷物が入る!
・原付とは思えない車体の大きさ
・意外とタンク容量があり、燃費もそこそこよい
・今や希少となってきた2サイクルエンジンです
■短所
・なんといっても原付50CCなので近場のプチツーリングしか行けないです。
・純正部品の入手が困難になってきました。
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部品は手に入るので大丈夫😊