バンディット250 1990年式 (250cc)
オーナー:Moto Letsさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクの中から、「Moto Lets」さんが今乗っているバイク、バンディット250をご紹介します。
ZX-25Rの登場で、2020年代に入り再び脚光を浴びている250cc4気筒モデル。その中でネイキッドの人気モデルとして1990年代に勢力を誇っていたのがバンディット250シリーズです。「Moto Lets」さんの愛車は、初代1990年式のグリーンなので、前期型に当たるモデルです。
バンディットは、GSX-R系の水冷並列4気筒エンジンをトラス風のダイヤモンドフレームに搭載し250と400がラインナップされました。高性能な走りと美しいスタイルが両立していて、登場から30年以上を経た今でも古びた印象を受けないのは、優れたデザインのおかげでしょう。
そして、もうひとつ優れていたのが後期型のVCエンジンです。400では1991年型から採用されていたものが、1995年型からバンディット250Vでも導入されました。バイクで「可変バルブ~」というと古くはホンダCBR400FのREV、今ではCB400SFのハイパーVTECが有名ですが、これは2バルブと4バルブを切り替えるだけのメカなのでVCエンジンとは異なります。
バンディット250のVCエンジンは吸気側のバルブに低速用と高速用のカムを備え、エンジン回転数に応じて切り替えるもので、一世を風靡したホンダ4輪のVTECとほぼ同じメカニズムになります。これをバイクで、しかも排気量の小さい250cc4気筒モデルに搭載できたのは、優れた技術力の証です。これを搭載したのは唯一バンディット250Vだけなのです。
VCの効果はかなり有効で低中回転域の力強さと高回転パワーの良いとこ取りができます。まさに250cc4気筒モデルにこそ必要なメカニズムと言えるもので、そこにスズキはこだわったのだと思います。実際、バンディット250Vは試乗すると4気筒400ccのフィーリングに近く、クラス上の感覚で走れるものでした。
▲1989年末に発売された初代バンディット250。当時は馬力自主規制前で45ps/14500rpmを発揮していました。
▲1995年型からバンディット250Vの後期型へ移行(写真は1997年型)。外観もよりスタイリッシュにアップデートされました。
▲最高出力は40ps/14000rpmにダウンしましたが、VCエンジンが補っています。日本語名は「可変バルブタイミング・リフト機構」で9500rpmで切り替わります。
■購入動機
当時はもう250cc4気筒に乗れるのは最後だと思っており、SV1000から乗り換えた。
普段は土日の日帰りツーリングに使用。
■長所
一言でいえば「完璧なちょうどよさ」があるバイクです。
法定速度内でも十分に気持ちよく走れる。純正マフラーでも音が気持ちいい!
タイヤサイズも細いので、コーナーでの切り返しが軽くて気持ちいい!
他のスズキ車からあらゆるパーツが流用できるので、頭を使えば安く修理できる。
タイヤサイズがYZF-R25と同じなので安くていいタイヤが見つけやすい。
足つきは非常にいいです。自分の身長(163cm)でもかかとがべったり着きます。
■短所
30年選手ということもあり、とにかく維持費がかかる。SV1000の2倍の維持費は覚悟しないといけないレベルで修理が必要となります。
燃費は20km/l以上がコンスタントに出るので250にしては悪いですがツーリングで仲間の足を引っ張るほどではない感じです。
高速道路では常時1万rpm以上回るので精神的に不安になります。
■アドバイス
これから購入する人は覚悟した方がいいバイクです。大型バイクも所有したことがありますが、維持費は2倍以上かかっています。部品も無く様々なバイクから流用しながら取り付けるノウハウが無い人には完璧な性能を楽しめないバイクです。完璧に整備ができているバイクであれば間違えなく日本の公道を捕まらない範囲で楽しめる最高のバイクです。
■今後のカスタムプラン
フロントブレーキからジャダーが出ているので、ローターとパッドを交換予定
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