
ロードレース世界選手権 MotoGP 2021シーズンの第4戦となるスペインGPが、4月30日から5月2日にヘレスサーキットで開催された。今季ベストの5番グリッドから決勝に挑んだLCR Honda IDEMITSU 中上貴晶選手が4位でフィニッシュした。
初日から好調な走りをみせる中上選手。オープニングラップは7番手。2周目には大混戦の中で8番手へとポジションを落としたが、3周目には6番手に浮上。その後も、アレイシ・エスパルガロ選手(アプリリア)を先頭に、中上、マーベリック・ビニャーレス選手(ヤマハ)、ヨハン・ザルコ選手(ドゥカティ)と続く5位争いのグループを形成した。
レース後半には、トップを走っていたファビオ・クアルタラロ選手(ヤマハ)がペースを落として集団に加わり、5位争いの集団は4位争いへと変化した。しかし、クアルタラロ選手のペースが遅く、グループの差が一気に縮まり混戦となった。その中でペースの落ちない中上が混戦を抜け出し単独4位に。さらに、前を走る3番手のフランコ・モルビデリ選手(ヤマハ)との差を縮めたが、約1秒差になったところで25周のチェッカーが振られた。
中上貴晶選手コメント
レース中の自分のパフォーマンスにとても満足しています。いいスタートを切ることができて、最初から最後までベストを尽くしました。いいペースがあり、とても安定していました。このことはうれしいことですが、今回も表彰台のチャンスをわずか0.6秒の差で逃してしまいました。そのため複雑な気分です。チームはとてもうれしそうですし、4位はすばらしい結果だと思います。次のル・マンがとても楽しみです。いいペースをつかむことができたので、この調子でがんばりたいです
情報提供元 [ Honda ]
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