
Hondaは12月10日(木)、神奈川県横浜市にある「日本丸メモリアルパーク」にて、「PCX」シリーズのメディア向け試乗会を開催した。
新たに登場したPCXシリーズは、125ccクラスの「PCX」をはじめ、PCXをベースに排気量を156ccへ拡大した「PCX160」、高出力型リチウムイオンバッテリーとACGスターターを利用したハイブリッドシステムを搭載する「PCX e:HEV(イーエイチイーブイ)」の3台となる。
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今回の試乗会では「PCX」と「PCX160」の2車種の試乗が行われ、「PCX e:HEV」は展示のみとなった。他にも、純正オプションはじめとするカスタム車の展示も行われていたので、速報としてその様子をお届けする。
▲新型コロナウィルス感染症対策としてブリーフィングも屋外で行われた
Personal Comfort Saloonの進化
今回の試乗会では「体感していただきたいポイント」として
・新設計のエンジン、フレーム、シャーシによりさらに進化させた”快適で余裕のある走り”
・便利な使い勝手と安心感を向上させる先進の”快適、安心装備”
この2点を挙げていた。
そしてこの言葉の通りPCXはさらなる進化を遂げており、短い時間での試乗だったがそれを感じ取ることができた。
特にエンジンの面では、さらに排気量の上がったPCX160はもちろんのこと、125ccのPCXまでもがより力強い走りへと進化していた。大きな要因として、ボア×ストロークの見直しなどが行われた新設計の「eSP+(イーエスピープラス)」エンジンの採用と、スロットルボディ径の拡大による吸気効率の向上が挙げられる。
装備の面では、これまでのスマートキーシステムやアイドリングストップ、1チャンネルABSを引き続き採用するとともに、ラゲッジスペースの拡大化(30L)やUSBソケットの標準装備、トラクションコントロール(HSTC)の採用など、同クラススクーターの中でも飛びぬけて充実した装備となる。
詳しいディテールや走行性能については、後日モトレポートでお伝えする。
運動性能を向上させた「快適で余裕のある走り」
新設計のフレームを中心にフロアステップの形状を変更するなどライディングポジションも変更。ゆったりとしたライディングポジションによる“ワンランク上の乗車感”の更なる向上を実現している。
他にもリアディスクブレーキの採用や前後タイヤをそれぞれワイド化するなど、よりパワフルとなったエンジンに合わせて足回りも強化された。
豊富なカスタムパーツ
純正オプションでは新たにナックルバイザーとスマートキーと連動した35Lトップボックスを採用。他にもスポーツグリップヒーターやアラーム、ロングスクリーンが用意されている。
また、すでに複数のメーカーからカスタムパーツが開発されており、マフラーやレバー、シートなど各社から様々なパーツが販売される見込みだ。
肝心のPCXシリーズの発売日だが、2021年1月28日(木)に発売となる。
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取材協力 [ Honda ]
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