TSR/TECHNICAL SPORTS RACINGは、F.C.C. TSR Honda FranceのFIM EWC2021シーズンの参戦体制を発表した。ライダーに高橋裕紀を起用し、ジョシュ・フック、マイク・ディメリオの3人体制で挑むことを決定した。

以下プレスリリースより


高橋裕紀をライダーに起用し混沌とした状況を打ち破る!

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響により混迷を極めた、2019-2020 FIM世界耐久選手権(EWC)シリーズも先日終了。F.C.C. TSR Honda Franceは、第3戦ル・マン24時間で新型マシン「Honda CBR1000RR-R Fireblade」のデビューレースにしてチーム2度目となる優勝を果たした。
さらに、続く最終戦でも2位表彰台を獲得、年間ランキングは2019年にいずれも敗退が続いた開幕戦ボルドール24時間と第2戦セパン8時間終了後の12位から大きく浮上し、3位となった。3月後半からのコロナ禍で身動きが取れない中において。緻密に準備を進めてきた戦略が間違いではなかったと自ら証明したことになる。

まだまだ混沌とした状況が予想される中、高橋裕紀という実績・実力・速さと経験、いずれも十分なライダーを起用し、新たな体制をいち早く整え、来季の初戦2021年のル・マン24時間にさらに進化を進める予定のCBR1000RR-Rで挑む。

新しい2021シーズンに向けたマシン開発も進めており、キット対応をさらに確実なものとし、ライフワークとしてFIM-EWC世界耐久選手権に挑戦し続けるF.C.C. TSR Honda Franceに注目していきたい。

高橋裕紀コメント

MotoGPにも参戦し、WSBKも経験しました。ただ、子供の頃から世界チャンピオンになる、という夢は実現が叶わず、今年から仕切り直し、勝負の年でチームも移り、全日本選手権に参戦してきました。
その中で今後、日本人が世界チャンピオンになれる方法を自分なりに考え始めた矢先に、まさかの藤井監督からの言葉をいただきました。正直最初は悩みましたが、このチームには世界チャンピオンという夢が現実的に見えるところにあり、自分の人生のなかで、最後に努力次第でチャンピオンになれる可能性がある、チャンピオンチームに声をかけてもらった、というライダーとしても非常にうれしく思っています。
他の2人の足を引っ張らないように、チームの世界チャンピオン獲得に貢献できるように、しっかり取り組んでいきたいと思います。

藤井正和総監督コメント

高橋裕紀選手の実績も実力もよく分かっているし、今年7月の新型CBR国内最終実機の確認時に、まだまだ煮詰めていく段階にも関わらず、マシンをよく理解してくれた。その時ピピンと来た、というか縁を感じる、そんな実感を持ちました。
我々の野望である、他がやってないこと、やらないことをやっていこうと決めてますから、世界の東西(日本とヨーロッパ)で相互にレベルを高めていくため、チャンピオンを獲るためには、マシン、チーム、そしてライダーの3つの三角形をバランス良く最大限に大きくしなければならない。
そのためには彼の実力が必要だったこともあります。毎朝独特の練習をしていることは私も知っています。これからは、このEWC、1000ccバイクで思い切り走ってもらいますよ!

情報提供元 [ TSR ]

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