ESBK スペインスーパーバイク選手権にフル参戦をしている浦本修充選手が、第5戦ナバラ大会に参戦した。

決勝レース1の13周目、最終コーナーで前を走っていたアルコバ選手を抜き3番手に浮上したが、アルコバ選手のリアタイヤが浦本選手のフロントタイヤに接触し転倒。マシンは大破したが、大きな怪我には至らなかった。

決勝レース2は仕様の違うバイクで10番グリッドからスタートし、6位でチェッカー。この状況の中でベストを尽くした。

決勝レース1で転倒もレース2で6位チェッカー

好調を持続して迎えた2020 ESBKスペインスーパーバイク選手権第5戦ナバラ大会。コロナウィルスが再流行を見せるヨーロッパで浦本修充は感染対策を徹底して、この大会を迎えた。第5戦の舞台となったのは今季開幕戦が開催されたナバラサーキット。北スペインのロスアルコスに位置するこのサーキットは全長3.933kmをテクニカルな15のコーナーで構成されたサーキットになる。

木曜日と金曜日に開催された非計時の練習走行では好タイムを出していた。そしてそれは土曜日の予選にも好影響を与えた。1分39秒843をマークした浦本は予選5番手で決勝レース1を迎えることとなった。

土曜日の午後に開催された決勝レース1。スタートで順位をふたつ落としたものの、3周目には予選順位と同じ5番手に挽回。好ペースでレースを運び、8周目には4番手に浮上した。そして表彰台に向けた走りで攻める浦本。しかし、13周目に悪夢が浦本を襲う。

浦本は最終コーナーで前を走っていたアルコバ選手抜き、3番手に浮上。しかし、アルコバ選手がクロスラインで浦本を抜き返そうとしたとき、アルコバ選手のリアタイヤが浦本のフロントタイヤに接触。浦本はその影響で転倒した。ストレートでの転倒だっただけに、マシンは大破。浦本は運良く、大きな怪我はなかったが、ひとつ間違えれば大惨事になりかねない転倒だっただけに、チームはひと安心をした。

この転倒は浦本のレースウィークを大きく左右する結果となった。今季の浦本が好調な理由のひとつが昨季まで使っていたとは違うフロントフォーク。しかし、決勝レース1での転倒でそのフロントフォークは破損。チームにはそのスペアはないことが判明。決勝レース2は昨年のフォークを使用するしかなかった。浦本は今季の初めからその新しいフロントフォークに合わせて様々なセッティングを熟成してきていた。それが、決勝レース2では使えなくなり、今季まったくテストもしていない昨季のフロントフォークでレースをすることは厳しい状況になることを意味していた。

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情報提供元 [ Speed of Japan ]

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