※画像出典元:motogp.com
ヤマハ発動機とヤマハ・モーター・レーシングは15日、バレンティーノ・ロッシが10月16日から開催されるMotoGP第11戦アラゴンGPに欠場することを発表した。欠場の原因は新型コロナウイルスの感染によるもの。
ロッシは10月11日(日)、ル・マンサーキットを離れイタリアの自宅に戻った後、13日(火)に義務付けられているPCR検査を受け、翌日には陰性と確認されたため自宅でトレーニングを行った。しかし、15日(木)の起床後、微熱があったため、すぐに2回の検査を実施。クイックPCR検査では陰性だったが、15日(木)16時(現地時間)に到着した標準的なPCR検査では陽性と確認され、アラゴンGの欠場を決定した。
10月11日(日)の夜から10月15日(木)まで自宅に滞在しており、Monster Energy Yamaha MotoGPのメンバーをはじめ、VR46 Academyのライダー、VR46スタッフ、アラゴンGPに参加している人物とは一切接触していない。ロッシの状態は地元の医療スタッフが見守っており、今後は日々状況を確認していく。
バレンティーノ・ロッシ選手談
朝起きたら体調が悪く、微熱があったので、すぐに2回の検査をしてもらいました。クイックPCR検査の結果は、火曜日に受けた検査と同じように陰性でした。しかし、15日の午後16時に結果が送られてきた2回目の結果が残念ながら陽性でした。アラゴンでのレースを欠場しなければならないのはとても残念です。
次のアラゴンも難しいと予想しています。ルールを守って最善を尽くし、火曜日に受けたテストは陰性でしたし、ル・マン到着後から自己隔離していたので、悲しくもあり、怒りもあります。とにかく、これが現状であり受け入れ、医師たちに従い、早く体調が良くなることを願うばかりです。
リン・ジャービス談(ヤマハ・モーター・レーシング・マネージング・ダイレクター)
これはロッシ選手にとって、Monster Energy Yamaha MotoGPと世界中のMotoGPファンにとっても非常に残念なことです。何よりも第一に、ロッシ選手が今後数日の間に病状が悪化せず、可能な限り短い期間で完全に回復することを願っていますが、やはりどんなに気をつけていてもリスクが常にあることを思い出させてくれます。
イタリアの保健当局に確認したところ、月曜日までロッシ選手と接触していたチームメンバーは感染のリスクから除外されているとのことですが、今後も感染の可能性を最小限に抑えるために、より一層の注意を払っていきます。
情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]
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