
ABSはタイヤをロックさせないという安全装置です。急ブレーキをかけた時、塗れた路面や砂利道などで強くブレーキをかけた時にスリップダウンしないための装備です。近年、進歩が目覚ましいABSについてご紹介します。
1.タイヤのロックは即転倒につながる
ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)はなぜ必要なのか。一言で言えば、バイクを転倒させないためです。バイクが転倒する要因はたくさんありますが、日常的な移動からツーリングシーンまで、特に多いのがタイヤをロック(ブレーキロック、ホイールロックと同義)させてしまうことです。
タイヤのロックとは、急ブレーキなどによりタイヤの回転を止めてしまうことです。走行中にタイヤの回転が止まると、タイヤが路面とのグリップ(摩擦)を失ってしまい、慣性を保ったままの車体は一瞬で滑り出して転倒につながるのです。いわゆる「ブレーキの握りゴケ」と呼ばれるものです。
情報提供元 [ Bike Life Lab supported by バイク王 ]
この記事にいいねする