ドゥカティを代表する“ファン・バイク”、ハイパーモタード・ファミリーに、新たに「ハイパーモタード950 RVE」が加わった。スタンダードバージョンのハイパーモタード950と、トップバージョンのハイパーモタード950 SPの中間に位置するモデルとなる。
なお「ハイパーモタード950 REV」は、7月にヨーロッパのドゥカティ・ディーラーに登場する予定で、日本での発売時期、価格等は未定となっている。
ハイパーモタード950 RVE
製品情報
ハイパーモタード950 RVEの特徴は、ストリートアートにインスピレーションを得た“グラフィティ”と呼ばれるカラーリング。このニューモデルは、2019年にコモ湖(イタリア)のチェルノッビオで開催され、クルマやモーターサイクルのエレガンスさ(見た目の美しさ)を競うコンクール、コンコルソ・デ・エレガンツァ・ヴィラ・デ・エステに出展され、アワードを受賞したハイパーモタード950コンセプトをベースにしている。このコンセプトバイクは、ソーシャルメディアでも大きな話題となった。
コンセプトバイクと同一の製造品質を量産モデルに適用するには、塗装工程においては、非常に薄いスライド・デカールを採用、高度な職人技を駆使して非常に複雑で手間のかかるプロセスを採用する必要があった。その結果、エアブラシペイントと同等の仕上がりが生み出されている。
印象的なグラフィックに加えて、このニューバージョンでは、標準装備のアップグレードも実施。ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)アップ/ダウンEVOを搭載して、エレクトロニクス・パッケージを強化。その他の標準装備には、スライド・バイ・ブレーキ機能付ボッシュ製コーナリングABS(シングルモード設定)、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)EVO、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)EVOが含まれている。
ハイパーモタード950は、ドゥカティ・ラインナップを代表する“ファン・バイク”として、ハイレベルなファン・トゥ・ライドとコントロール性を両立させている。さらに、モタードルックにインスピレーションを受けたアグレッシブなデザイン、シート下に設置されたツイン・エグゾースト、バイク本来のクリーンなイメージを描き出すトレリス・リア・フレームを含め、外装コンポーネントを最小限に抑えてメカニカル・コンポーネントを露出させたデザインを特徴としている。卓越したエルゴノミクスにより、あらゆる状況下で思い通りにバイクをコントロールすることが可能。フラットなシートは、先端部が細くなっているため、ライディング中のポジション移動が容易になり、足つき性も改善されている。
ハイパーモタード950 RVEには、937ccの2気筒テスタストレッタ11°エンジンが搭載されている。このパワーユニットの最高出力は114ps/9,000rpm、最大トルクは9.8kgmです。3,000rpmという低回転域から最大トルクの80%以上を発生することにより、サーキットのスポーツ走行やワインディングロードだけでなく、毎日の市街地走行でも最高の走る楽しみを提供する。
なおハイパーモタード950ラインナップのトップバージョンであるハイパーモタード950 SPには、レーシング・グラフィック、ストロークを延長したオーリンズ製サスペンション、マルケジーニ製鍛造ホイール、ドゥカティ・クイック・シフト(DQS)アップ/ダウンEVOが搭載されている。
情報提供元 [ Ducati ]
この記事にいいねする