▲Ducati Board of Management and Official Riders #raceagainstCovid
【アウトライン】
・ボローニャのサント・オルソーラ=マルピーギ総合病院が新型コロナウイルス感染症(Covid-19)の回復期の患者のために開発したリハビリテーション・プログラムに資金提供する国際的な募金活動を開始
・募金活動は10万ユーロからスタート:ドゥカティ取締役会メンバーが寄付を開始、従業員からの寄付を募り、寄付金と同じ金額を会社がさらに追加
・2020年6月までに重要な目標を達成するため、本キャンペーンは、オフィシャル・ドゥカティ・クラブ、正規ディーラー、ドゥカティ・オーナー、サプライヤー、パートナーに至るまで、ドゥカティ・コミュニティ全体の力を結集
以下プレスリリースより
2019年5月4日 ボルゴ・パニガーレ(イタリア、ボローニャ)
ドゥカティは、イタリア最大級の病院であり、地域医療に重要な役割を果たしている、ボローニャのサント・オルソーラ=マルピーギ総合病院を支援するための募金活動、「#raceagainstCovid」を開始しました。ドゥカティは、この活動を通じて、新型コロナウイルス感染症との闘いに貢献したいと考えています。このキャンペーンでは、チャレンジ精神を発揮し、チームを構築し、目標を皆と共有し、未来を見据えることで、ドゥカティの持てる力を最大限に発揮することを目指しています。
ドゥカティは、市民の健康を守るために毎日医療現場の最前線で働いている人々に具体的な支援を提供するため、ボローニャ本社の従業員と世界中の子会社、デスモ・オーナーズ・クラブ(D.O.C.)、ディーラー、サプライヤー、パートナー、ドゥカティ・オーナー、ドゥカティ・ファンをはじめとするドゥカティ・ファミリーを結集します。
募金活動には簡単に参加することができます。クレジットカードを利用する場合は、クラウドファンディングの「GoFundMe」サイトの専用ページから寄付を行うことができます(スマートフォン・アプリも利用可能です)。銀行送金を利用する場合は、送金目的に「raceagainstCovid donation」と記載して、直接病院の口座(IBAN IT68E0306902480100000300027)に振り込むことができます。寄付金は、ボローニャのサント・オルソーラ=マルピーギ総合病院が直接受け取ります。
目標は、2020年6月までに、新型コロナウイルス感染症の回復期の患者のために使用する医療機器、研究費、スタッフのために必要な資金を確保することです。
サント・オルソーラ=マルピーギ総合病院ゼネラルマネージャーのキアラ・ジベルトーニは、次のように述べています。「新型コロナウイルス感染症から回復した人でも、ウイルスの脅威によって、しばしば臓器や体内組織に大きな後遺症が残る場合があります。ウイルスの標的は、肺だけでなく、心臓、循環器系、腎臓、脳にも及びます。肺、心臓、腎機能の障害が発生したり、血栓症のリスクが高まったり、神経学的な後遺症が残る場合もあります。これらの患者を監視、治療し、リハビリテーションを行うために、心臓専門医、神経科医、腎臓専門医、呼吸器科医、物理学者、感染症専門医から構成される、新型コロナウイルス感染症回復期専用の総合的治療施設の開設が進められています。これらの患者に対しては、高度なリハビリテーション・プログラムも提案されます。例えば、(呼吸障害があるため自宅で療養している患者用に)リモートで患者の状態を診察する遠隔医療ツール、在宅患者のリハビリ用ロボット、超音波装置、心エコー(心臓超音波)検査装置、呼吸筋の電気刺激装置、筋肉の強さを測定してトレーニングを実施する装置、一般的なアクティブおよびパッシブ・エクササイズ用バイクなどが必要です」
ドゥカティは、常に地域社会におけるリーダー的な役割を果たしています。それは、世界的に有名な二輪および四輪メーカーが集まるモーター・バレイ地域における主導的な立場だけでなく、優れた医療施設の面でも際立っています。エミリア・ロマーニャ州は、新型コロナウイルス感染症治療のイタリアにおける重要な拠点となっています。まさにこの地域に本社を構えるドゥカティは、世界中のドゥカティスタに向けて、ボルゴ・パニガーレの工場からモーターサイクルを出荷しています。
ドゥカティ最高経営責任者(CEO)のクラウディオ・ドメニカーリは、次のように述べています。「新型コロナウイルス感染症によって引き起こされた悲劇に直面した場合、人々の反応は、そのままじっとして危機が去るのを待つ人、恐怖によって身がすくんでしまう人、素早く正確に、そして皆と協力して立ち向かう人に分かれます。あらゆる方法で医療システムを支援することは、すべての市民の義務であり、社会構造の基盤となっている企業の義務でもあります。94年前にボローニャで設立されたドゥカティは、この街とは切っても切れない関係にあります。私は、世界中のドゥカティ・オーナー、ファンや愛好家の方々が参加することで、この街とイタリア全土に強い連帯の意思表示をできると確信しています。また、まだ完全に解明されていないこの新しい病気と闘うために全力を尽くしている医師や医療関係者の方々に心から感謝しています」
今回の募金活動は、ドゥカティ取締役会のメンバーが始め、その後、多くの従業員が続きました。従業員から集まった募金と同額を会社がさらに上乗せすることによって、「#aceagainstCovid」の募金活動を開始するための10万ユーロが集まりました。
エミリア・ロマーニャ州大統領のステファノ・ボナッチーニは、次のように述べています。「コロナウイルスによる緊急事態宣言が出されたこの数週間、私たちの地域の公衆衛生サービスは、医師、看護師、医療従事者による、賞賛に値する献身的な働きによって支えられてきました。現在も続くこの困難な状況の中で、パンデミックに打ち勝とうという機運が高まり、数多くの人々が、金額の違いこそあれ、募金活動を通じて団結力を示しました。同様に、ドゥカティが始めたイニシアチブも、素晴らしく重要な意味を持っています。世界中のドゥカティ従業員、関連するチーム、ドゥカティ・ファンを総動員して募金活動を展開することで、ボローニャのサント・オルソーラ=マルピーギ総合病院が始めた新型コロナウイルス感染症からの回復期にある患者のリハビリテーション活動をサポートすることになります。これらの患者は、ウイルスに感染した臓器や体内組織が完全に回復するまでに、このようなリハビリテーションを必要としています。そのためには、専門のスタッフと機器の両方が必要です。ドゥカティは、募金活動を順調に進めています。クラウディオ・ドメニカーリ氏、ボルゴ・パニガーレのチームの皆様、そしてこの活動に理解を示して頂いているドゥカティ・ファンに皆様に心から感謝いたします」
クレジットカードで寄付するには:
https://www.gofundme.com/f/donazione-ospedale-s-orsola-covid
銀行振込で寄付するには:
アカウント名:Azienda Ospedaliero Universitaria di Bologna per sanità di Bologna per COVID-19
IBAN:IT68E0306902480100000300027
SWIFTコード:BCITITMM
送金目的:"raceagainstCovid donation"
募金に関するすべての情報は、ドゥカティ公式ウェブサイトの専用ページにも掲載されています。
ドゥカティ・モーター・ホールディングS.p.A.- 単独株主企業 Audi AG の管理運営会社
1926年に創業したドゥカティは、1946年からモーターサイクルの生産を開始します。その製品は、デスモドロミック・エンジンによるハイパフォーマンス、革新的なデザイン、最先端のテクノロジーを特徴としています。イタリア、ボローニャのボルゴ・パニガーレに本社工場を構えるドゥカティは、2016年に創業90周年を迎えました。複数のセグメントを網羅するドゥカティの製品ラインナップは、ディアベル、Xディアベル、ハイパーモタード、モンスター、ムルティストラーダ、スーパースポーツ、パニガーレ、ストリートファイターから構成されています。さらに、2015年には、新しいドゥカティ スクランブラー・ブランドが加わりました。このブランドは、モーターサイクルに加え、自由な自己表現を可能にする数多くのアクセサリーやアパレルも提供しています。
2017年、ドゥカティは、デスモセディチGPエンジンから直接派生した4気筒エンジンを搭載した最初の量産バイク、パニガーレV4を発表しました。ドゥカティのモーターサイクルは、広範囲な関連アクセサリー、テクニカル&ライフスタイル・アパレルと共に、世界90カ国で製品を販売しています。2019年、ドゥカティは53,183台の自転車をお客様に納車し、5年連続で5万台を超える販売を達成しました。ドゥカティは、MotoGPおよびスーパーバイク世界選手権(SBK)に参戦しています。MotoGPには2003年から参戦しており、2007年にはマニュファクチャラーおよびライダーの両方のタイトルを獲得し、スーパーバイク世界選手権では17回のマニュファクチャラー・タイトルと14回ライダーズ・タイトルを獲得しています。
サント・オルソーラ=マルピーギ総合病院(Policlinico S.Orsola)
大学病院であるサント・オルソーラ=マルピーギ総合病院は、非常に長い歴史を持ち(最初の診療は1952年にまで遡ることができます)、ボローニャ大学医学部および外科部の本拠地でもあります。この病院はボローニャ市の中心部に位置し、約1.8 2kmの広さを備え、総合病院の各部署が設置される27の病棟から構成され、毎日約2万人がこの病院を利用しています(従業員、大学生と教師、患者、面会者、サプライヤーなど)。サント・オルソーラ=マルピーギ総合病院は、様々な症例における国内および国際的な研究機関となっています。内部組織は9つの部署から構成され、(病院および大学の)診療活動は統合されています。組織は、さらに87の作業ユニットに分割され、患者の支援、学生の教育、研究活動に専念できるようになっています。ベッド数は1,487床で、研究者や大学の医師を含む5,185人のスタッフが働いています。年間約65,000人の入院患者を受け入れ、300万を超える専門の外部サービスを行っています。サント・オルソーラ=マルピーギ総合病院は、新型コロナウイルス感染症患者を受け入れ、エミリア・ロマーニャ州およびイタリア国内から入院した感染患者の集中治療を行っています。
情報提供元 [ Ducati ]
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