※本稿の内容は、ドイツ国内市場向け(2020年4月時点)の仕様を基準として記載されており、その他の市場においては仕様、標準装備品、オプション設定などが異なる場合もあります。本稿では、車体寸法、エンジン出力などはBMW AG発表のデータとなるため、日本仕様とは異なる場合があります。なお、仕様は随時変更される可能性がありますので予めご了承ください。

BMW Motorradは、クルーザー・セグメントに新型BMW R18を導入する。BMWの他のモーターサイクルとは異なり、このモデルは技術的にもデザイン・スタイル的にも、完全に歴史的なBMWモーターサイクルの伝統に基づいている。このモデルは、技術的にも視覚的にもBMW R5などの有名なモデルを参考にしており、純粋かつ飾りを排したテクノロジー、そして「心地良い鼓動」を打つライディングの歓びの発生源たるボクサー・エンジンなど、モーターサイクルの本質に焦点を引き戻している。

その上、このR18にはクラシックなデザインと明確かつ現代的なテクノロジーが組み合わされており、感情に訴えると同時に洗練されたライディング・エクスペリエンスを提供する、魅力的な総合コンセプトとして完成されている。

目次

新型BMW R18のハイライト

■最新のテクノロジーと本格的マテリアルをブレンドしたアイコニックなスタイル
■BMW史上最大の排気量1,802ccを誇るボクサー・エンジン
■最高出力67kW(91ps)/4,750rpm、最大トルク158Nm/3,000rpm
■2,000~4,000rpmの回転域で常に150Nm以上のトルクを利用できる
■クラシック・モデルを手本とした露出型ドライブ・シャフト
■精巧に作成されたダブルループ鋼管フレーム
■密閉型アクスル・ドライブを備えたリジッド・フレーム・デザインのリヤ・スイングアーム
■スリーブ付きテレスコピック・フォーク、およびストローク依存型ダンパー付きカンチレバー・サスペンション・ストラット
■リラックスしたライディングと最適な操作性を実現する調和のとれた人間工学
■前/後ディスク・ブレーキ、ワイヤースポーク・ホイール
■クラシックな解釈を加えた最先端のLED照明
■コーナリング時により良く路面を照らすアダプティブ・ターニング・ライト(ファクトリーオプション)
■ディスプレイを組み込んだクラシックなデザインの円形メーター
■遠隔操作で機能を起動できる便利なキーレス・ライド
■3つのライディング・モード、ASC、MSRを標準装備
■取り回しに便利なリバース・アシストおよび坂道発進を容易にするヒル・スタート・コントロール(ファクトリーオプション)
■R18 First Edition:塗装とクローム・パーツによる特別な外観
■豊富なオプション装備品、BMW Motorrad純正アクセサリー、スタイリッシュなライド&スタイル・コレクション

The new BMW R 18

Detail

製品詳細

豊かなトルクを発生する史上最強のBMWボクサー・エンジン

新型BMW R18の心臓部は、新開発の2気筒ボクサー・エンジン、いわゆる「ビッグ・ボクサー」。その印象的な外観とテクノロジーは、BMW Motorradが1923年に生産を開始して以来、70年以上にわたって刺激的なライディング・エクスペリエンスを提供し続けてきた伝統的な空冷ボクサー・エンジンを継承していることを反映している。

このエンジンは、これまでの量産モーターサイクルに搭載された中で最もパワフルな2気筒ボクサー・エンジンで、その排気量は1,802ccに達する。最高出力は67kW(91ps)/4,750rpmを発生し、また2,000~4,000rpmのエンジン回転域で常に150Nm以上のトルクが利用でき、優れたけん引力と深みのあるエンジン・サウンドが組み合わされている。

ダブルループ鋼管フレームと、密閉型アクスル・ドライブを備えたリジッド・フレーム風リヤ・スイングアーム

新型R18のサスペンションの中心は、ダブルループ鋼管フレーム。そのデザインは、長年にわたりこのタイプのフレームを採用していたBMWモーターサイクルの伝統を想い起こさせる。また、鋼管部品と鋳造部品または鍛造部品間の溶接継手など、目につかない装備品においても、その卓越した製造品質と細部にわたる丁寧なこだわりが感じられる。伝説のモデルBMW R5と同様に、リヤ・スイングアーム(同等のデザインを採用)は、リヤ・アクスル・トランスミッションの周囲をボルトで固定する本格的なスタイルが採用されている。

フォーク・スリーブ付きテレスコピック・フォーク、カンチレバー・サスペンション・ストラット、ワイヤースポーク・ホイール、ディスク・ブレーキ

新型BMW R18のサスペンションは、意図的に電子制御式調整機能を省略している。その代わりに、フロントにテレスコピック・フォークを、またリヤにストローク依存型ダンパーとスプリング・プリロード調整式のセントラル・サスペンション・ストラットを直接固定して、優れたホイール・コントロールと魅力あるサスペンション快適性を確保している。伝説のモデルBMW R5と同様に、テレスコピック・フォークのチューブはフォーク・スリーブ内に収納。フォーク・チューブの直径は49mmで、フロントのサスペンション・ストロークは120mm、リヤは90mm。新型BMW R18のブレーキ・システムは、フロントにツイン・ディスク・ブレーキを、またリヤにはシングル・ディスク・ブレーキを装備しており、いずれも4ピストン固定キャリパーが組み合わされている。また、ワイヤースポーク・ホイールが極めてスタイリッシュな外観を演出している。

最適な車両制御のための調和のとれた人間工学

新型BMW R18は、BMW Motorradの理念に従って、リラックスできるフットレストの配置、いわゆる「ミッドマウント・フットペグ」を採用。シリンダー後方のこのクラシックな位置は、BMWにとって典型的な位置であるばかりか、車両を最適に制御するための、ラックスしつつもアクティブなライディング・ポジションを可能にする。

ASC、MSRに加えて3つのライディング・モードを標準装備し、優れたライディング・プレジャーと安全性を提供。リバース・アシストおよびヒル・スタート・コントロールをファクトリー装着オプションに設定

新型R18には、さらに「Rain(レイン)」、「Roll(ロール)」、「Rock(ロック)」の3つのライディング・モードが標準装備されている。これはこのセグメントでは珍しい機能であり、各ライダーの好みに応じて適応される。

また、オートマチック・スタビリティ・コントロール(ASC、解除可能)も標準装備されており、高いレベルの走行安全性を保証。さらにエンジン・ドラッグ・トルク・コントロール(MSR)が標準装備されている。その他にも、取り回しをし易くするリバース・アシストや、坂道発進を容易にするヒル・スタート・コントロール機能がオプション装備品に設定されている。

新型R18:リジッド・フレーム風のアイコニックなスタイルに最新のテクノロジー、本格的なマテリアルを採用して新登場

▲R5/R18

このR18はBMW R5などのクラシック・モデルに敬意を払い、細部にわたり純粋なデザインを保ちながら、過ぎ去った時代のアイコニック(象徴的)なスタイルを見事に現代に置き換えている。ダブルループ・フレーム、ペア・ドロップ(洋梨)型タンク、露出したドライブ・シャフト、ピンストライプ塗装(ファクトリーオプション)など、機能的でスタイリッシュな要素が、遡ること1936年の伝説的ボクサー・モデルを彷彿とさせるのは偶然ではない。R18のクラシックなボディワークも、本格的なクラシック・モデルにふさわしい金属製。また、サスペンションも同様に伝説のR5を彷彿とさせる。両持ち式スイングアームとカンチレバー・サスペンション・ストラットを装備しながらも、R5のリジッド・フレーム・コンセプトが視覚的にも現代に完全に蘇っている。

R18 First Edition:塗装とクロームによるエクスクルーシブな外観

新型R18は、発売と同時にエクスクルーシブなR18 First Edition(ファースト・エディション)を世界中で導入する予定であり、これに加えて特定の市場では標準仕様モデルも予約できる。R18に専用の装備品が組み合わされ、クラシックなブラック・フィニッシュに白のピンストライプのペイントワークが施されている。その他の特徴として、多くのクローム・パーツ、シート・バッジの他、サイド・カバーには「First Edition」と記載されたクローム製クラスプが装着される。

カスタマイズが容易で個別化に最適な前提条件を備えた改造し易いデザイン

新型R18は、事実上、他のどのモーターサイクルよりも、極めて改造しやすいデザインとなっており、モーターサイクルの基本レイアウトのデザイン初期段階ですでにこのことに焦点を当てている。その結果、取り外しが容易なリヤ・フレームや、分解し易い塗装済みパーツ・セットが装備されている。また、同様にしてブレーキやクラッチの油圧ライン、およびワイヤー・ハーネスの取り付け位置を慎重に選ぶことで、より高い、またはより低いハンドルバーに対応する油圧ラインやワイヤー・ハーネスを組み合わせて簡単に取り付けることができる。さらに、目に見えるバルブ・カバー(シリンダー・ヘッド・カバー)やベルト・カバー(エンジン・ハウジング・カバー)がオイル・チャンバーの外側に配置されるよう設計されているため、極めて簡単に交換ができる。

新型R18用のカスタマイズ部品およびローランド・サンズ・デザイン・コレクションの「Machined」と「2-Tone Black」を用意

BMW Motorradのエクィップメント・ラインアップには、R18を個人の好みや嗜好に合わせるための個別化オプションを豊富に取り揃えられている。BMW Motorrad純正アクセサリー・プログラムに用意されたさまざまなパーツでは、R18のキャラクターを大きく変える独自のカスタマイズが可能。新型R18の市場導入時には、2種類のアルミニウム削り出し部品によるデザイン・コレクションが用意される。Roland Sands Design(ローランド・サンズ・デザイン)とのコラボレーションによる「Machined(マシンド)」と「2-Tone-Black(ツー・トーン・ブラック)」だ。

有名ブランドと提携:BMW & Mustang SeatおよびBMW & Vance Hinesエグゾースト・システム「Made in USA」

BMW Motorradは、新型R18用のアクセサリーおよびカスタマイジング・プログラムとして、Roland Sands Designおよび米国メーカーのMustang Seat(マスタング・シート)を含むいくつかの有名サプライヤーと協力してさまざまな仕様の高品質な手作りシートを提供する。さらにVance & Hines(バンス&ハインズ)との協力による、創造性あふれるエグゾースト・システムのカスタマイズも提供する。

【関連ニュース】
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情報提供元 [ BMW Motorrad ]

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BMW R18の価格情報

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257.89万円

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11.29万円

本体価格

諸費用

本体

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価格帯 175~245万円

諸費用

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