※画像は公式サイトのスクリーンショット

一般社団法人日本自動車工業会は、4月6日(月)~5月5日(火・祝日)までの間、政府の実施する春の全国交通安全運動と連動し、「自工会・2020年春の交通安全キャンペーン」を実施する。

*主催:内閣府他、期間:4月6日(月)から4月15日(水)

今回の二輪車向けのテーマは、「ヘルメットの正しい着用促進、胸部プロテクターの着用促進」。二輪車乗車中の事故死者のうち3割以上が事故時にヘルメットが離脱していることから、二輪車の死亡事故リスクを減少させるためには、あごひもをしっかり締めるなどのヘルメットの正しい着用や、胸部プロテクターを着用することが重要であることが訴求される。

以下プレスリリースより


昨年の交通事故の発生件数は38万1,237件と前年より4万9,364件減少(-11.5%)し、死者数は3,215人と3年連続で戦後最少を更新しました。しかしながら、高齢運転者による重大事故が発生するなど、交通事故の実態は依然として厳しい情勢にあります。

本年は第10次交通安全基本計画(平成28年度~32年度)の最終年となり、自工会においては同計画の世界一安全な道路交通を実現するため、2020年までに交通事故死者数を2,500人以下とする目標の実現に向けて、一層の車両安全対策に取り組むとともに、交通安全活動の一環として春の交通安全キャンペーンを実施し、安全な交通社会の実現に貢献してまいります。

春の交通安全キャンペーンの考え方

本キャンペーンは、一人ひとりの交通安全に対する意識を行動につなげて習慣化することを目的に実施。ポイントとして、日本人に古くから馴染みのある「おまじない」に着目し、日本交通心理学会協力のもと実証調査を行い「おまじない」を開発しました。
開発した「おまじない」には、何度も唱え、記憶することで、日常的な交通安全行動を心がけて欲しいという願いが込められています。

キャンペーンの訴求テーマ

●四輪テーマ

「後席を含めた全ての座席のシートベルト着用」

2019年の一般道でのシートベルト着用率は、運転席 98.8%、助手席 95.9%に対し、後部座席は39.2%と依然として低い状況となっています。(*1)
シートベルトを着用することで事故被害が軽減でき、致死率が約93%も下がることから、後席を含む全ての座席でのシートベルト着用が重要です。(*2)

「ながら運転防止の促進」

2018年の携帯電話使用等に係る交通事故件数は、2,790件と過去5年間で約1.4倍に増加しており、カーナビ等を注視中の事故が多く発生しています。また、死亡事故率を比較すると携帯電話使用等の場合には、使用なしと比較して死亡率が約2.1倍であることから、ながら運転を防止することが重要です。(*3)

●二輪テーマ

「ヘルメットの正しい着用促進、胸部プロテクターの着用促進」

二輪車の死亡事故の約70%が、頭部・胸部が損傷主部位となり死亡しています。(*4)
また、二輪車乗車中の事故死者のうち3割以上が事故時にヘルメットが離脱していることから、二輪車の死亡事故リスクを減少させるためには、あごひもをしっかり締めるなどのヘルメットの正しい着用や、胸部プロテクターを着用することが重要です。

●高齢ドライバー対策

政府の2020年春の全国交通安全運動推進要綱の全国重点の一つである「高齢運転者等の安全運転の励行」を受けて、高齢ドライバー向けのWEBサイトコンテンツを追加し、本人及びご家族の方への注意喚起を図ります。

(*1) 2019年 警察庁/JAF合同「シートベルト着用状況全国調査」
(*2) 2018年 警察庁「シートベルト着用関連統計」より算出
(*3) 2018年 警察庁「交通死亡事故の特徴等について」
(*4) 2018年 警察庁「交通事故の発生状況」

→その他詳細は公式サイトへ

情報提供元 [ JAMA - 一般社団法人日本自動車工業会 ]

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