3月8日に2020年Moto2世界選手権の開幕戦であるカタールGPがロサイル・インターナショナル・サーキットで開催され、日本人ライダー長島哲太選手が初優勝を果たした。

14番グリッドから飛び出した長島は、激戦となった20ラップを走破し勝利を収め、これ以上ない最高の形で2020年Moto2シーズン開幕戦を飾った。
長島は、トライアンフが2019年より独占エンジンサプライヤーを務めたMoto2レースにおいて優勝した7人目のライダーとなった。

以下プレスリリースより


トライアンフが2020年もMoto2エンジンサプライヤーに

2020年、トライアンフは再びFIM Moto2世界選手権の独占エンジンサプライヤーとなり、クラスをリードする765ccトリプルエンジンを供給します。
激化したプレシーズンテストの後、今年のレースはさらに緊密になり、カタールGPへの期待は裏切られることはありませんでした。イタリア人ライダーのルカ・マリーニがジョー・ロバーツと1000分の1秒までまったく同じタイムを記録した、前代未聞のデッドヒートの後、ロバーツは10年ぶりにアメリカ人ライダーとしてMoto2グランプリのポールポジションを獲得しました。
2番目に速いラップを刻んだマリーニがカウントバック方式により2番グリッドに。最終的にジョー・ロバーツが自身初のMoto2ポールポジションを奪取しました。

マリーニとエネア・バスティアニーニがスタート時に抜け出し、ロバーツそして昨年のカタールMoto2GP覇者、ロレンツォ・バルダッサーリがそれに続きました。わずか半分の距離で、1.5秒以内に上位8名のライダーがひしめく大接戦となりました。

14番グリッドからスタートし、すぐには上位争いに登場しなかった長島は、特に終盤で素晴らしい走りを見せ、サーキットを駆け抜けながら次々と順位を上げていきました。レースの半分をリードしていたマリーニとイギリス人ライダーのジェイク・ディクソンによる最終ラップの接戦の後、バルダッサーリ、バスティアニーニ、アメリカの英雄、ロバーツらに1.347秒の差をつけて逃げきり、表彰台のトップに登ったのが長島でした。0.2秒以内に2位から4位のライダーたちが食い込みました。

このクラスにおけるレースがいかに接戦であったかを新たなトライアンフ・トリプル・トロフィーが実証しています。今シーズン1レースを終えた時点で、2名のランキングトップのライダーがいます。マルコス・ラミレスとマルセル・シュロッターは現在、それぞれ7ポイントを獲得しており、レースが開催された週末を通して最高速度299.1km/hを記録しました。

トライアンフ チーフプロダクトオフィサーのスティーブ・サージェントは以下のように述べています。“カタールでの最初のレースから1年が経ちましたが、まだ鳥肌が立っています!新たな勝者である哲太、激しい表彰台争い、新たなラップ記録、そして今我々がMoto2で楽しんでいるのとまったく同じような接戦で、素晴らしい開幕戦となりました。2020年のシーズンを迎えることができ、新しい試みとなるトライアンフ・トリプル・トロフィーを発表し、選手権がどれだけ接戦であるかをすぐにハイライトできたことは素晴らしいことです。次のレースが待ち遠しいです。”

トライアンフのMoto2用765ccエンジンは、クラス最高峰の新型Street Triple RSに使用されている 765ccエンジンの強化型であり、140ps以上の出力とStreet Tripleと同様の素晴らしいサウンドを生み出します。次に予定されているMoto2は、MotoGP第2戦タイGPの延期後、4月3~5日のアメリカGPです。

情報提供元 [ トライアンフモーターサイクルズジャパン ]

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