ヤマハ発動機は、水冷・4ストローク・DOHC・直列2気筒・270度クランク688cm3エンジンを軽量ボディに搭載したアドベンチャーモデル「Tenere700 ABS」を6月5日に発売することを発表した。

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「Tenere700」は“Top of Adventure Tenere”をコンセプトとし、軽量化にこだわり開発された。乗車姿勢自由度の高い車体、耐久性や整備性の高さ、荷物積載時の高い適応力など、オフロードの走破性とツーリングでのユーティリティ性を高次元でバランスさせたアドベンチャーモデル。

主な特徴は、1)パワフルでトルクフルな270度クランクエンジン、2)オフロード走破性を徹底追求した吸気・排気系、3)オフロードでのポテンシャルを支える軽量で強靭なボディ、4)走破性を支える前後サスペンション、5)初期タッチやコントロール性に磨きをかけたブレーキ、6)自由度の高いライディングポジション設定、7)ラリーの血筋を感じさせるスタイリングなど。

※本モデルは、2020年より順次リニューアルを進めているYSPおよびアドバンスディーラーのみで販売する「ヤマハモーターサイクル エクスクルーシブモデル」です。ご購入につきましては同社Webサイト掲載の取扱店までお問合せください。

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以下プレスリリースより


Tenere700 ABS

メーカー希望小売価格:1,265,000円(消費税込み)

■マットダークグレーメタリック6(マットダークグレー)

■ブルーイッシュホワイトパール1(ホワイト)

■マットブラック2(マットブラック)

主な特徴

1)パワフルでトルクフルな270度クランクエンジン


「クロスプレーン・コンセプト」に基づき開発した直列2気筒・688cm3エンジンは、低中速の豊かなトルクと、高回転の伸びやかさが特徴。エンジン特性に合わせ2次減速比を最適化し、本格的なオフロードライディングと日常的な市街地走行での扱いやすさを両立しています。

※クロスプレーン・コンセプト:慣性トルクが少なく、燃焼室のみで生み出される燃焼トルクだけを効率良く引き出す設計思想。

2)オフロード走破性を徹底追求した吸気・排気系

エアクリーナーボックスは吸気ダクトの向きを進行方向とし、後輪からの砂埃等の吸い込みを抑制するなど十分な吸気容量を確保しました。コンパクト設計のエキゾーストパイプと別体式サイレンサーといった排気系や、冷却ファンやグリルを新設計したラジエーターといった冷却系とともに、オフロードのさまざまなコンディションで高い走破性を発揮する安定性に磨きを掛けています。

3)オフロードでのポテンシャルを支える軽量で強靭なボディ

フレームはヤマハ伝統の軽量・スリム・コンパクトを追求し新設計しました。形状はダブルクレードルタイプで、素材には高強度で軽量な高張力鋼管を採用し、オフロード走行に必要な剛性を確保しつつ、しなやかな乗り心地を実現。さらにアルミ製のリアアームを採用するなど軽量化を図りました。

4)走破性を支える前後サスペンション

フロントサスペンションは43mm径インナーチューブの倒立式を採用し、優れた接地感とショック吸収性を確保。アンダーブラケットやハンドルクラウンもサスペンションに合わせて強度バランスを整え、倒立らしい自然な操舵感を引き出します。リアは、リンク式モノクロスサスペンションを採用し、一般路から砂漠地帯のような過酷なオフロードコースまで幅広く対応する走行性に磨きをかけました。

5)初期タッチやコントロール性に磨きをかけたブレーキ

前後ブレーキは最適設計のウェーブディスクに加え、軽量・コンパクトなブレンボ製キャリパーを採用。初期タッチ、制動力、コントロール性、リリース特性など優れたバランスを追求しました。さらにオン・オフ切替え可能なABSを搭載しています。

6)自由度の高いライディングポジション設定

シート高875mmのフラットシートとスリムなタンクとのバランスを調整し、自由なライディングポジションを取りやすくしました。また、ライディングポジションに重要な3点(フート・ヒップ・ハンドル)の位置関係を最適化することで、疲労感の低減も実現しています。

7)ラリーの血筋を感じさせるスタイリング

スタイリングやデザインは当社デュアルパーパスタイプのシリーズ「XT」や「WR」がもつラリーイメージを継承。さらに機能部品であるヘッドランプやタンクに特徴的なアレンジを加え、新しいモダンラリーバイクのプロポーションを提唱しています。

「Tenere700 ABS」 主要仕様諸元

認定型式/原動機打刻型式 2BL-DM09J/M415E
全長×全幅×全高 2,370mm ×905mm ×1,455mm
シート高 875mm
軸間距離 1,595mm
最低地上高 240mm
車両重量 205kg
燃料消費率*1 国土交通省届出値
定地燃費値*2
35.0km/L(60km/h) 2名乗車時
WMTCモード値(クラス)*3 24.0km/L(クラス3, サブクラス3-2) 1名乗車時
原動機種類 水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
気筒数配列 直列2気筒
総排気量 688cm3
内径×行程 80.0mm×68.5mm
圧縮比 11.5:1
最高出力 53kW (72PS)/ 9,000 r/min
最大トルク 67N・m(6.8kgf・m)/6,500 r/min
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
エンジンオイル容量 3.0L
燃料タンク容量 16L(「無鉛レギュラーガソリン」指定)
燃料供給方式 フューエルインジェクション
点火方式 TCI(トランジスタ式)
バッテリー容量/型式 12V, 8.6Ah(10HR)/YTZ10S
1次減速比/2次減速比 1.925(77/40)/3.066 (46/15)
クラッチ形式 湿式,多板
変速装置/変速方式 常時噛合式6速 / リターン式
変速比 1速2.846 / 2速2.125 / 3速1.631 /
4速1.300 / 5速1.090 /6速 0.964
フレーム形式 ダブルクレードル
キャスター/トレール 27°00′/ 105 mm
タイヤサイズ(前/後) 90/90 -21M/C 54V/150/70 R18 M/C 70V (前後チューブタイプ)
制動装置形式(前/後) 油圧式ダブルディスクブレーキ/油圧式シングルディスクブレーキ
懸架方式(前/後) テレスコピック/スイングアーム(リンク式)
ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ LED/LED

*1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
*2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率です。
*3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。

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情報提供元 [ ヤマハ発動機 ]

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