
Hondaは2月6日(木)、千葉県木更津市にある「かずさアカデミアパーク」にて、「ADV150」のメディア試乗会を開催した。2月14日(金)に迫った発売日の直前、しかもカスタマイズ車を含む展示も行われるということで、勇み足で参加してきた。今回は速報レポートとしてお届けしようと思う。
▲(左)開発責任者の箕輪和也氏/(右)営業責任者の古賀耕治氏
開発コンセプトは「限界を超えていく都会の冒険者」
開発責任者の箕輪 和也(みのわ かずや)氏によると、ADV150は、「限界を超えていく都会の冒険者」を開発コンセプトに、スクーターの魅力である快適性や利便性、機動力に加え、個性的で力強い外観と優れた走破性により、通勤や通学から趣味や非日常も楽しめる軽二輪スクーターを目指し製作されたという。
特に注目は走破性の部分。つまり、オフロードを走ることを想定した作りになっているということだろう。
日本でもコアなファンに支持されているのが、DCT仕様の745cc水冷並列2気筒エンジンを搭載したホンダのX-ADV。このスタイリングをモチーフとして、現行型PCX150のエンジン、フレームをベースにし、コンパクトかつ力強い、未来的なデザインに仕上げられたと言うのだが・・・
スクーターらしからぬ高剛性ダブルクレードルフレームの骨格、水冷4ストOHC149ccから最高出力15psを発揮する最新のグローバルエンジンを搭載するなど、走りの良さには元々定評があることに加え、足まわりを専用設計として、ちょっとしたダートから高速道路を使ったツーリングまで幅広いシーンで活躍することを想定したモデルに仕上げられている。中身はスクーターのまま、限界に挑んだモデルと言えるだろう。
先進的な装備も魅力。ABSはもちろん、新型アフリカツインにも似たフロントマスクに、手で高さ調整できる2段階スクリーン、より便利にエンジン始動ができる「Honda SMART Key システム」、ハザードランプを高速点滅することで急ブレーキをいち早く後続車に伝える「エマージェンシーストップシグナル」が採用されている。
そして驚かされたのは現時点での受注数だ。営業責任者の古賀 耕治(こが こうじ)氏によると、年間販売計画3,000台を目標に掲げていたところ、発売前の現時点で3,300台を既に受注しているというのだ。
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日本専用アクセサリーや、豊富なアフターパーツ
当日展示されていた車両には、Honda純正アクセサリーとなるトップボックス、リアキャリア、盗難抑止アラーム、グリップヒーター、ETC2.0車載器セットを装備したものがあった。純正品で既にここまで用意されているのだ。
さらに、社外アフターパーツを装着したカスタム車両も。SP武川、キタコ、プロト、デイトナ、モリワキ、旭精器から、現時点で多数の製品がリリースされている。
▲(左)社外アフターパーツ装着車/(右)Honda 純正アクセサリー装着車
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