【アウトライン】
■ドゥカティ・モーター・ホールディングCEOクラウディオ・ドメニカーリ:「レースとは、高度なテクノロジーが生み出される場所であり、イタリアのインテリジェンスとテクノロジーを示す場所であり、そしてすべてのドゥカティスタの信じられないほどの情熱が一つになる場所」
■ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャー・ルイジ・ダッリーニャ:「私たちの目標は、チャンピオンシップでタイトルを獲得することだ。私たちは、今年開催されるすべてのレースとあらゆる状況で優勝争いをするために全力で取り組んできた」
■2020年のMotoGPシーズンは、再びアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチのコンビで参戦
■ドゥカティ・デスモセディチGP20は、レッドのカラーリングに印象的なブラック&クロムメッキのディテールを配置

2020 Mission Winnow Ducatiチームのプレゼンテーションが、ボローニャ(イタリア)のマッジョーレ広場にある歴史的なエンツォ宮殿で行われた。

このイベントでは、オフィシャル・ライダーのアンドレア・ドヴィツィオーゾとダニーロ・ペトルッチ、ドゥカティ・モーター・ホールディングCEOのクラウディオ・ドメニカーリ、ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャーのルイジ・ダッリーニャが、2020年のMotoGP世界選手権で戦うデスモセディチGP20のニューカラーを発表した。

真紅のカラーに印象的なブラックとクロムメッキのディテールを配したニューマシンは、3月8日に開催される2020 MotoGPシーズンの開幕戦に登場する。20のレースが予定されている2020年シーズンの幕開けを告げるオープニング・イベントは、いつものように夕方から開催された。

Mission Winnow Ducatiチームは、2月7日~9日にマレーシアのセパンで開催されるオフィシャルMotoGPテストで、サーキットに初登場する。

以下プレスリリースより


ドゥカティ・モーター・ホールディングCEOのクラウディオ・ドメニカーリ

新しいテクノロジーによって、周囲の環境が劇的に変化し、非常に複雑な時代が到来していますが、私たちの基盤は常にレースにあります。このような状況で成功を収めるためには、研究開発に投資し続ける必要があります。レースへの参戦は、このコミットメントにおいて重要な役割を担っています。生産ライン、レース、およびニューモデルの開発に必要なコストを合計すると、全世界におけるドゥカティの研究開発費は、売上高の10%以上に相当します。

パニガーレV4は、2020年に大幅なアップデートを施しましたが、これは私たちがレースで学んだ貴重な教訓がなければ決して実現することはできなかったでしょう。カウンター・ローテーティング・クランクシャフト、ホイールスピンとスライドに対応したトラクション・コントロール、フロントウイングを装着した効率的な空力フェアリングなどは、ジジ(ルイジ・ダッリーニャ)と彼が率いるMotoGPチームの献身的な作業からフィードバックされた、ほんの一例に過ぎません。2002年にMotoGP選手権が誕生し、ドゥカティがこのクラスに参戦して以来、この世界選手権で勝利を収めた唯一のイタリア企業であり、唯一のヨーロッパ企業でもあります。私は、この事実を非常に誇りに思っています。

また、イタリアのモーターバレーを代表する企業であることも誇りに感じています。ボローニャの中心部からわずか15分の場所にあるモーターバレーには、150km圏内に、フェラーリ、ランボルギーニ、マセラティ、ダラーラ、パガーニ、そしてもちろんドゥカティなどの有名なブランドが集結しています。ドゥカティにとってのレースとは、高度なテクノロジーが生み出される場所であり、イタリアのインテリジェンスとテクノロジーを示す場所であり、そしてすべてのドゥカティスタの信じられないほどの情熱が一つになる場所でもあります。

すべてのパートナーとスポンサーに感謝するとともに、アンドレア、ダニーロ、ジジ、そしてチーム全体をサポートするために全力を尽くすつもりです。今シーズン、私たちはタイトルをかけて戦い、満足のできる結果を出せることを願っています。

ドゥカティコルセ・ゼネラルマネージャーのルイジ・ダッリーニャ

2019年シーズンはすでに終了しましたが、アンドレアは、9回の表彰台と2回の素晴らしい勝利を記録し、2年連続でライダーズランキング2位を獲得しました。また、ダニーロはムジェロで優勝して素晴らしい感動を与えてくれました。ドゥカティは、3年連続でムジェロGPを制しています。それでも、最終的な目標はチャンピオンシップでタイトルを獲得することですので、完全に満足しているわけではありません。20のレースが予定されている2020年は、より過酷なシーズンになるでしょう。ライバルの戦闘力も高まっているはずです。そのため、私たち全員が、タイトルを獲得するという目的意識をさらに高める必要があります。私たちはシーズンオフの間、すべてのレースとあらゆる状況で優勝争いができるデスモセディチGP20マシンを仕上げるために、全力で取り組んできました。

アンドレア・ドヴィツィオーゾ(Mission Winnow Ducatiチーム、#04)

2019年は興味深いシーズンになりました。昨年僕たちは、今シーズンにマシンの戦闘力を高めることができる、いくつかの改善点を見つけることができました。昨年は、圧倒的な強さを見せたマルク・マルケスに次いで、3年連続でランキング2位になりました。しかし、僕たちもマシンのポテンシャルを最大限に引き出してベストを尽くしました。MotoGPでは、シーズンごとに展開が異なりますので、2020年に何が起こるかを予測することは容易ではありません。しかし、僕たちの目標は明確です。もう一度タイトルに挑戦することです。これまで以上に強くなるために、ドゥカティと協力してハードワークを続けています。昨年と比較して、ライバルも戦闘力を高めてくると思いますが、僕たちのマシンも大きく改善されています。今年も去年の勢いを維持できると確信しています。

ダニーロ・ペトルッチ(Mission Winnow Ducatiチーム、#9)

2019年は、後半に苦戦しましたが、僕にとっては素晴らしい年となりました。結果から言えば、MotoGPでのベストシーズンでした。ムジェロでは、ホームレースの大観衆とドゥカティ・ファインの前で初優勝することができました。この優勝は、ライダーとしての自信を高め、今年さらに飛躍するためのモチベーションとなりました。ライバルも強くなっていると思いますが、僕たちのマシンも進化しています。シーズンごとに改善と成長を続けてきましたが、今年は結果を出して、昨年よりもさらに前進したいと考えています。

情報提供元 [ Ducati ]

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