
■参戦レース:ボルドール24 時間耐久
■サーキット:ポールリカールサーキット/ フランス
■開催日 :2019 年9 月21-22 日
■チーム名 :Webike SRC Kawasaki France
■ライダー :ジェレミー・ グアルノーニ/ エルワン・ニゴン / ダビド・チェカ
■監督 :ジル・スタフナー
■結果 :予選 2位 決勝 リタイア
目次
決勝レース序盤、僅差のトップ争いを繰り広げる
15時30分、雨が降る中2番グリットからスタートしたWebike SRC Kawasaki France (以下、SRC)はレース序盤からトップ争いの常連チームである「TSR Honda France」、「YART」らと共にトップ争いを繰り広げる。
レーススタート時から降り続けた雨は次第に風と雨脚が強くなりレース開始から3時間を前に危険と判断され中断となった。天候回復を待つが、一向に天候は回復されず夜間の再開はリスクが高いためレースリスタートは翌朝6時となった。
再スタート、タイヤと変化していく路面が噛み合わず出遅れる
6時00分、2台のSCカーの先導によるローリングスタートでレースが再開される。レース序盤同様に「TSR Honda France」、「YART」、「Wojcik Racing Team」らと共にトップ争いを繰り広げていくが、チョイスしたタイヤと乾いていく路面の相性が悪く徐々にトップから遅れていってしまう。16時間経過時点で4位、17時間経過時点で8位と順位を落としていき我慢が必要な厳しい展開となっていく。
怒涛の巻き返し、そして衝撃の結末へ
再スタート序盤、苦戦を強いられ一時8位まで順位を落としてしまうが路面が乾いていくにつれてSRC本来の速さを取り戻していき怒涛の追い上げを始める。18時間経過時点で5位、その後さらにペースを上げていき3位まで手が届くところまで順位を挽回した。
しかしその直後、トップを走る「TSR Honda France」がエンジンブロー、コースに大量のオイルが漏れ出てしまう。そのオイルの影響で直後を走っていたエルワン選手が転倒。マシンに大きな破損はなく車両を起こして再スタートを試みているところに、エルワン選手と同じくオイルの影響で転倒した「YART」のマシンが突っ込んでしまう。
その衝撃で2台のマシンは引火してしまい付近のクラッシュパッドごと巻き込み大火災になってしまう。この前代未聞のアクシデントによりSRCはリタイヤを余儀なくされてしまった。
ジル・スタフナー総監督 コメント
予選2番手となり、レースウィークを通じてチームはライダー、クルーともに良い仕事をしてくれていました。難しいコンディションの中でもしっかりレースコントロールが出来ていました。
しかし、これからと言うところで、残念なアクシデントが起こり、私はとても激しい憤りを感じました。アクシデントに見舞われたエルワン選手が無事だったのが不幸中の幸いです。こうして残念な結果になってしまいましたが、仕方がありません、これもレースです。
しかし、我々チームはチャンピオンシップを諦めず、今シーズンから新たにチームに加わったWebikeとモトハウスと言う強力なパートナーと共に連覇を目指して戦って行きます。
鶴田竜二 スーパーバイザー コメント
新たにチームSRC Kawasaki France とジョイントを開始し、初のレースでした。
スタートと再スタート後の天候による難しいコンディションにも翻弄されず、しっかりトップを見据えレースを行なっていました。流石にチャンピオンチームらしい良いレース展開を進めていました。しかし、まさかのアクシデントに見舞われ残念な結果になってしまいました。燃え上がるマシンがモニターに映し出された時はとても驚きましたが、ライダーに怪我がなかったのは本当に良かったです。
今回は不可抗力により、リタイアせざるをえない状況となり、とても残念な結果となりました。しかしこれもレースです。シーズンはまだ始まったばかりですので気持ちを切り替え、次回のレースでしっかり良い結果を出しに行きたいと思います。
ご支援、御協力を頂きました、スポンサー様をはじめ、各関係者様、いつも応援を頂いているファンの皆様、有難うございました。
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情報提供元 [ Webike motosport ]
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